OTカコモン作業療法士国家試験 過去問・解説

第60回 作業療法士国家試験 午後 第98問

臨床心理学第60回午後

第60回 作業療法士国家試験 午後 第98問(臨床心理学)は採点除外(全員に得点)の問題です。統合失調症の症状は、健康なときにはないものが加わる陽性症状(幻覚・妄想・思考のまとまりのなさなど)と、本来あるものが減る陰性症状(意欲や感情の低下・会話の貧困など)に大きく分けられる。

問題
統合失調症の陽性症状はどれか。2つ選べ。
  1. 1. 快感消失
  2. 2. 会話の貧困
  3. 3. 幻覚
  4. 4. 注意の障害
  5. 5. 連合弛緩

正答:

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初回正答率 100%やさしい

42人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)

同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、OTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。

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解説
■ 採点除外(全員正解の扱い)

統合失調症の症状は、健康なときにはないものが加わる陽性症状(幻覚・妄想・思考のまとまりのなさなど)と、本来あるものが減る陰性症状(意欲や感情の低下・会話の貧困など)に大きく分けられる。各選択肢の症状の位置づけを確認する。


【各選択肢の解説】

1. 快感消失
❌ 誤り。喜びや楽しみを感じにくくなる症状で、意欲・感情の低下に属する。正しくは陰性症状に分類される。
2. 会話の貧困
❌ 誤り。話す量や話の中身が乏しくなる症状(アロギア)である。正しくは陰性症状に分類される。
3. 幻覚
✅ 正しい。実在しない知覚で、統合失調症では幻聴が多い。陽性症状の代表である。
4. 注意の障害
❌ 誤り。注意を集中・持続させる力の低下で、陽性症状には含めない。正しくは認知機能障害として扱われることが多い(陰性症状の評価尺度に含める考え方もある)。
5. 連合弛緩
✅ 正しい。考えのつながりがゆるみ、話のまとまりが失われる思考形式の障害で、陽性症状に含めることが多い。陽性・陰性とは別に「解体(まとまりのなさ)」の症状として分ける考え方もある。

【試験対策ポイント】

区分主な症状
陽性症状幻覚・妄想・思考のまとまりのなさ(連合弛緩など)
陰性症状感情の平板化・意欲の低下・快感消失・会話の貧困・社会的引きこもり
認知機能障害注意・記憶・遂行機能の低下

陽性=「加わる」、陰性=「減る」で振り分ける。

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