OTカコモン作業療法士国家試験 過去問・解説

第60回 作業療法士国家試験 午後 第99問

臨床心理学第60回午後

第60回 作業療法士国家試験 午後 第99問(臨床心理学)の正答は 5 です。うつ病では気分の落ち込みや興味の喪失とともに、自分には価値がない、申し訳ないと感じる無価値感・罪責感がみられる(DSM-5の診断基準の項目の1つ)。

問題
うつ病の症状はどれか。
  1. 1. 観念奔逸
  2. 2. 誇大妄想
  3. 3. 思考奪取
  4. 4. 思考途絶
  5. 5. 無価値感 ✓

正答:5番

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この問題の正答率(OTカコモン利用者の実データ)

初回正答率 47.5%難問

40人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)

同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、OTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。

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解説
■ 正答:5番 — 無価値感

うつ病では気分の落ち込みや興味の喪失とともに、自分には価値がない、申し訳ないと感じる無価値感・罪責感がみられる(DSM-5の診断基準の項目の1つ)。他の選択肢は躁状態や統合失調症でみられる症状である。


【各選択肢の解説】

1. 観念奔逸
❌ 誤り。考えが次々に湧き、話題が飛んでいく思考の障害で、躁状態でみられる。正しくはうつ病では考えが進まない思考制止がみられる。
2. 誇大妄想
❌ 誤り。自分の能力や地位を実際より大きく確信する妄想で、躁状態などでみられる。正しくはうつ病では罪業妄想・貧困妄想・心気妄想などの微小妄想がみられる。
3. 思考奪取
❌ 誤り。自分の考えが他者に抜き取られると感じる体験で、統合失調症の自我障害である。正しくは統合失調症でみられる症状である。
4. 思考途絶
❌ 誤り。考えや話が突然途切れる症状で、統合失調症でみられることが多い。正しくはうつ病では途切れるのではなく考えの進みが遅くなる(思考制止)。
5. 無価値感(=正答)
✅ 正しい。自分には価値がない、周りに迷惑をかけていると感じる。強い罪責感とともに現れることがある。

【試験対策ポイント】

症状主にみられる疾患・状態
思考制止・無価値感・微小妄想うつ病
観念奔逸・誇大妄想躁状態
思考奪取・思考途絶・作為体験統合失調症

思考の速さで分けると、うつ=遅い(制止)、躁=速い(奔逸)、統合失調症=途切れる(途絶)。

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ST-Toolbox編集部(リハビリテーション領域の国家資格を持つ現役専門職が運営)が、作業療法士領域の有資格者の知見と標準的な教科書・ガイドラインに基づいて作成・点検しています。解説の下書きにはAIを活用し、人が確認・点検したうえで公開しています。

それでも誤りが残ることがあります。「おかしいな」と思ったらお問い合わせから気軽に教えてください。確認のうえ修正し、皆さんと一緒に解説を育てていきます。

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