OTカコモン作業療法士国家試験 過去問・解説

第61回 作業療法士国家試験 午前 第23問

作業療法管理学第61回午前

第61回 作業療法士国家試験 午前 第23問(作業療法管理学)の正答は 2 です。「人を対象とする生命科学・医学系研究に関する倫理指針」(2021年)では、死者に関する情報・試料も保護対象として規定されている。

問題
臨床研究に関する倫理指針で正しいのはどれか。
  1. 1. 個人情報は誰でも閲覧できる。
  2. 2. 死者に係る情報は対象である。
  3. 3. 侵襲に薬物投与は含まれない。
  4. 4. 研究参加中は止めることができない。
  5. 5. 守秘義務は研究終了後に解除される。

正答:2番

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解説
■ 正答:2番 — 死者に係る情報は対象である。

「人を対象とする生命科学・医学系研究に関する倫理指針」(2021年)では、死者に関する情報・試料も保護対象として規定されている。「人を対象とする研究=生存者のみ」という思い込みが誤答につながりやすいが、死者の遺伝情報・診療情報なども含まれる点が重要である。


【各選択肢の解説】

1. 個人情報は誰でも閲覧できる。
❌ 誤り。個人情報は厳格に管理・保護されており、アクセスできるのは研究に関与する適切な者に限られる。
2. 死者に係る情報は対象である。
✅ 正しい。同指針では死者の試料・情報も研究倫理の保護対象に含まれることが明記されている。
3. 侵襲に薬物投与は含まれない。
❌ 誤り。薬物投与は侵襲に明確に含まれる。採血・穿刺・手術・放射線照射なども侵襲に該当する。
4. 研究参加中は止めることができない。
❌ 誤り。研究参加者はいつでも同意を撤回し、参加を中止する権利を有する。これはインフォームド・コンセントの基本原則。
5. 守秘義務は研究終了後に解除される。
❌ 誤り。研究者の守秘義務は研究終了後も継続する。

【試験対策ポイント】

臨床研究倫理の頻出事項:①インフォームド・コンセントはいつでも撤回可能、②個人情報保護の対象は死者も含む、③侵襲=薬物・採血・穿刺・手術を含む、④守秘義務は永続。「研究終了後は義務解除」「生存者のみが対象」という誤った思い込みを修正しておくこと。

✍️ この解説の作成・点検

ST-Toolbox編集部(リハビリテーション領域の国家資格を持つ現役専門職が運営)が、作業療法士領域の有資格者の知見と標準的な教科書・ガイドラインに基づいて作成・点検しています。解説の下書きにはAIを活用し、人が確認・点検したうえで公開しています。

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