OTカコモン作業療法士国家試験 過去問・解説

第61回 作業療法士国家試験 午前 第32問

臨床医学第61回午前

第61回 作業療法士国家試験 午前 第32問(臨床医学)の正答は 3 です。骨盤の内側には太い血管と静脈叢が走り、骨盤骨折では後腹膜腔へ大量に出血して出血性ショックに陥ることがある。

問題
出血性ショックを合併するリスクが最も高いのはどれか。
  1. 1. 橈骨遠位端骨折
  2. 2. 腰椎圧迫骨折
  3. 3. 骨盤骨折 ✓
  4. 4. 大腿骨頸部骨折
  5. 5. 足関節骨折

正答:3番

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この問題の正答率(OTカコモン利用者の実データ)

初回正答率 57.1%標準

42人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)

同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、OTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。

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解説
■ 正答:3番 — 骨盤骨折

骨盤の内側には太い血管と静脈叢が走り、骨盤骨折では後腹膜腔へ大量に出血して出血性ショックに陥ることがある。骨折部位ごとの出血の起こりやすさを問う問題である。


【各選択肢の解説】

1. 橈骨遠位端骨折
❌ 誤り。正しくは出血量は少なく、ショックはまれ。合併症として注意するのは正中神経障害・複合性局所疼痛症候群(CRPS)・長母指伸筋腱断裂などである。
2. 腰椎圧迫骨折
❌ 誤り。正しくは骨粗鬆症を背景とした椎体の圧潰が中心で、出血性ショックはまれ。注意するのは疼痛と遅発性の神経障害である。
3. 骨盤骨折
✅ 正しい(=正答)。特に骨盤輪が壊れる不安定型の骨折では出血量が多く、循環動態の管理が初期治療の最優先になる。
4. 大腿骨頸部骨折
❌ 誤り。正しくは関節包内の骨折で出血量は比較的少なく、出血性ショックの危険は骨盤骨折より低い。問題になるのは骨癒合不全と大腿骨頭壊死である。
5. 足関節骨折
❌ 誤り。正しくは出血量は少なく、ショックはまれ。注意するのは腫脹と関節の不安定性である。

【試験対策ポイント】

  • 出血性ショックに注意する骨折:骨盤骨折・大腿骨骨幹部骨折
  • 大腿骨頸部骨折(関節包内):出血は少ない/骨頭壊死・偽関節に注意
  • 橈骨遠位端骨折:正中神経障害・CRPS・長母指伸筋腱断裂
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