第61回 作業療法士国家試験 午前 第92問
臨床医学第61回午前
第61回 作業療法士国家試験 午前 第92問(臨床医学)の正答は 1 です。慢性腎臓病(CKD)は、蛋白尿などの腎障害の所見、またはGFR 60 mL/分/1.73m²未満が3か月以上続く状態と定義される(日本腎臓学会 CKD診療ガイドライン)。
問題
慢性腎臓病の臨床所見はどれか。
- 1. 蛋白尿 ✓
- 2. 低血圧
- 3. アルカローシス
- 4. 高カルシウム血症
- 5. エリスロポエチンの産生亢進
正答:1番
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この問題の正答率(OTカコモン利用者の実データ)
初回正答率 65.2%標準
46人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、OTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
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解説
■ 正答:1番 — 蛋白尿
慢性腎臓病(CKD)は、蛋白尿などの腎障害の所見、またはGFR 60 mL/分/1.73m²未満が3か月以上続く状態と定義される(日本腎臓学会 CKD診療ガイドライン)。蛋白尿は代表的な所見で、重症度分類にも用いられる。
【各選択肢の解説】
1. 蛋白尿
✅ 正しい。(=正答)糸球体の障害で蛋白が尿中に漏れる。CKDの診断と重症度分類(尿蛋白・尿アルブミン区分)に使われ、量が多いほど腎機能低下や心血管疾患のリスクが高い。
✅ 正しい。(=正答)糸球体の障害で蛋白が尿中に漏れる。CKDの診断と重症度分類(尿蛋白・尿アルブミン区分)に使われ、量が多いほど腎機能低下や心血管疾患のリスクが高い。
2. 低血圧
❌ 誤り。CKDでは体液の貯留やレニン-アンジオテンシン系の亢進で血圧が上がる。正しくは、高血圧を合併しやすい。
❌ 誤り。CKDでは体液の貯留やレニン-アンジオテンシン系の亢進で血圧が上がる。正しくは、高血圧を合併しやすい。
3. アルカローシス
❌ 誤り。腎臓からの酸の排泄と重炭酸イオンの再生が低下する。正しくは、代謝性アシドーシスとなる。
❌ 誤り。腎臓からの酸の排泄と重炭酸イオンの再生が低下する。正しくは、代謝性アシドーシスとなる。
4. 高カルシウム血症
❌ 誤り。腎臓での活性型ビタミンDの産生が低下し、腸からのカルシウム吸収が減る。正しくは、低カルシウム血症(あわせて高リン血症・二次性副甲状腺機能亢進症)となる。
❌ 誤り。腎臓での活性型ビタミンDの産生が低下し、腸からのカルシウム吸収が減る。正しくは、低カルシウム血症(あわせて高リン血症・二次性副甲状腺機能亢進症)となる。
5. エリスロポエチンの産生亢進
❌ 誤り。エリスロポエチンは腎臓の尿細管周囲の間質の細胞でつくられ、腎障害でその産生が落ちる。正しくは、産生が低下し、腎性貧血を生じる。
❌ 誤り。エリスロポエチンは腎臓の尿細管周囲の間質の細胞でつくられ、腎障害でその産生が落ちる。正しくは、産生が低下し、腎性貧血を生じる。
【試験対策ポイント】
| 腎臓の働き | CKDでの変化 |
|---|---|
| 水・塩分の排泄 | 浮腫・高血圧 |
| 酸の排泄 | 代謝性アシドーシス |
| 活性型ビタミンDの産生 | 低Ca血症(+高P血症) |
| エリスロポエチンの産生 | 腎性貧血 |
| カリウムの排泄 | 高K血症 |
腎臓の働きが「落ちる」とどうなるかで向きを判断する。
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