第61回 作業療法士国家試験 午前 第96問
臨床心理学第61回午前
第61回 作業療法士国家試験 午前 第96問(臨床心理学)の正答は 4 です。機能性神経学的症状症(変換症)は、神経疾患では説明できない運動・感覚の症状(麻痺・けいれん様発作・失声など)を示す。
問題
機能性神経学的症状症/変換症〈転換性障害〉で正しいのはどれか。
- 1. 精神療法は無効である。
- 2. 20歳以降の発症は稀である。
- 3. 経過が短いほど予後不良である。
- 4. 患者が診断を受け入れていると予後が良い。 ✓
- 5. パーソナリティー症〈パーソナリティー障害〉の合併例は予後が良い。
正答:4番
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この問題の正答率(OTカコモン利用者の実データ)
初回正答率 65.9%標準
44人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、OTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
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解説
■ 正答:4番 — 患者が診断を受け入れていると予後が良い。
機能性神経学的症状症(変換症)は、神経疾患では説明できない運動・感覚の症状(麻痺・けいれん様発作・失声など)を示す。DSM-5-TRは、症状の持続が短いこと・診断の受け入れを予後良好の因子、不適応的なパーソナリティ特性・身体疾患の合併・障害給付の受給を予後不良の因子として挙げている。
【各選択肢の解説】
1. 精神療法は無効である。
❌ 誤り。正しくは、認知行動療法などの精神療法や、理学療法を含むリハビリテーションが治療として用いられ、効果が示されている。
❌ 誤り。正しくは、認知行動療法などの精神療法や、理学療法を含むリハビリテーションが治療として用いられ、効果が示されている。
2. 20歳以降の発症は稀である。
❌ 誤り。発症はどの年齢でも起こりうる。正しくは、成人での発症も珍しくない。
❌ 誤り。発症はどの年齢でも起こりうる。正しくは、成人での発症も珍しくない。
3. 経過が短いほど予後不良である。
❌ 誤り。向きが逆である。正しくは、経過(症状の持続期間)が短いほど予後が良い。
❌ 誤り。向きが逆である。正しくは、経過(症状の持続期間)が短いほど予後が良い。
4. 患者が診断を受け入れていると予後が良い。
✅ 正しい。(=正答)症状が機能的なものであるという説明を本人が理解・受容していると、治療やリハビリテーションに取り組みやすく、予後が良い。
✅ 正しい。(=正答)症状が機能的なものであるという説明を本人が理解・受容していると、治療やリハビリテーションに取り組みやすく、予後が良い。
5. パーソナリティー症〈パーソナリティー障害〉の合併例は予後が良い。
❌ 誤り。正しくは、不適応的なパーソナリティ特性は予後不良の因子である。
❌ 誤り。正しくは、不適応的なパーソナリティ特性は予後不良の因子である。
【試験対策ポイント】
| 予後良好(DSM-5-TR) | 予後不良(DSM-5-TR) |
|---|---|
| 症状の持続が短い | 不適応的なパーソナリティ特性 |
| 診断を受け入れている | 身体疾患の合併 |
| - | 障害給付の受給 |
「短い・受け入れ=良好」と向きで覚え、逆向きのひっかけ(選択肢3・5)に注意する。
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