第61回 作業療法士国家試験 午後 第7問
作業療法治療学第61回午後
第61回 作業療法士国家試験 午後 第7問(作業療法治療学)の正答は 2 です。後方進入法による人工骨頭置換術後は、股関節の深い屈曲・内転・内旋で後方脱臼が起こりやすい。
問題
65歳の女性。台所の段差でつまずき転倒し、左大腿骨近位部骨折。後方進入法にて人工骨頭置換術を施行し、自宅退院に向けて作業療法を開始した。この患者のADL指導の内容で適切なのはどれか。
- 1. 靴下を履く。
- 2. 足の爪を切る。 ✓
- 3. 階段を上がる。
- 4. 杖を使用する。
- 5. 床の物を拾う。
正答:2番
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この問題の正答率(OTカコモン利用者の実データ)
初回正答率 50%難問
34人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、OTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
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解説
■ 正答:2番 — 足の爪を切る。
後方進入法による人工骨頭置換術後は、股関節の深い屈曲・内転・内旋で後方脱臼が起こりやすい。図の肢位がこれを避けているか、患側(左)の扱いが正しいかで見分ける。2は脱臼しにくい肢位をとっている。
【各選択肢の解説】
1. 靴下を履く。
❌ 誤り。図は椅子に座ったまま体幹を深く前屈し、足先に手を伸ばしている。股関節が深く屈曲し、後方脱臼を起こしやすい。正しくはソックスエイドを使う、または股関節を外転・外旋した姿勢で履く。
❌ 誤り。図は椅子に座ったまま体幹を深く前屈し、足先に手を伸ばしている。股関節が深く屈曲し、後方脱臼を起こしやすい。正しくはソックスエイドを使う、または股関節を外転・外旋した姿勢で履く。
2. 足の爪を切る。
✅ 正しい。図はあぐらに近い座位で、股関節は屈曲・外転・外旋。後方進入法で避ける内転・内旋にならず、足先に手が届く方法として指導される。
✅ 正しい。図はあぐらに近い座位で、股関節は屈曲・外転・外旋。後方進入法で避ける内転・内旋にならず、足先に手が届く方法として指導される。
3. 階段を上がる。
❌ 誤り。図は体の左側がこちらを向いた横向きで、手前の脚=左(患側)を先に上の段に乗せている。正しくは上りは健側(右)から、下りは患側から。
❌ 誤り。図は体の左側がこちらを向いた横向きで、手前の脚=左(患側)を先に上の段に乗せている。正しくは上りは健側(右)から、下りは患側から。
4. 杖を使用する。
❌ 誤り。図は正面向きで、杖を左手(患側の手)に持っている。正しくは健側(右)の手に持つ。
❌ 誤り。図は正面向きで、杖を左手(患側の手)に持っている。正しくは健側(右)の手に持つ。
5. 床の物を拾う。
❌ 誤り。図は両膝をそろえて深くしゃがみ、体幹を前屈している。股関節の深い屈曲に内転が加わり、後方脱臼を起こしやすい。正しくはリーチャーを使う、または患側の脚を後ろへ引いて拾う。
❌ 誤り。図は両膝をそろえて深くしゃがみ、体幹を前屈している。股関節の深い屈曲に内転が加わり、後方脱臼を起こしやすい。正しくはリーチャーを使う、または患側の脚を後ろへ引いて拾う。
【試験対策ポイント】
| 進入法 | 脱臼しやすい方向 | 避ける肢位 |
|---|---|---|
| 後方進入 | 後方 | 深い屈曲・内転・内旋 |
| 前方進入 | 前方 | 伸展・外旋 |
- 杖は健側の手に持つ。出し方は、3動作歩行=杖→患側→健側、2動作歩行=杖と患側を同時→健側
- 階段は「上りは健側から・下りは患側から」
- 図の問題は動作名ではなく、描かれた肢位と左右を読む。4は動作名だけなら正しく見えるが、持つ手が患側
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