第61回 作業療法士国家試験 午後 第21問
作業療法治療学第61回午後
第61回 作業療法士国家試験 午後 第21問(作業療法治療学)の正答は 3 です。急性期の作業療法は、リスク管理のもとで早期から離床と介入を始め、廃用症候群を防ぐことが柱である。
問題
脳卒中患者の急性期の作業療法で正しいのはどれか。
- 1. 生活歴の情報収集は不要である。
- 2. 点滴が抜去されてから開始する。
- 3. 早期離床で廃用症候群を予防する。 ✓
- 4. ベッド上のADL訓練は禁忌である。
- 5. 弛緩性麻痺では関節可動域訓練は不要である。
正答:3番
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この問題の正答率(OTカコモン利用者の実データ)
初回正答率 91.7%やさしい
36人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、OTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
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解説
■ 正答:3番 — 早期離床で廃用症候群を予防する。
急性期の作業療法は、リスク管理のもとで早期から離床と介入を始め、廃用症候群を防ぐことが柱である。ほかの4つは「待つ・やらない」方向に言い切っている点が誤り。
【各選択肢の解説】
1. 生活歴の情報収集は不要である。
❌ 誤り。生活歴・職業・家庭での役割などの情報は、目標設定や退院後の生活の見通しに必要である。正しくは、急性期から本人・家族やカルテから情報を集めておく。
❌ 誤り。生活歴・職業・家庭での役割などの情報は、目標設定や退院後の生活の見通しに必要である。正しくは、急性期から本人・家族やカルテから情報を集めておく。
2. 点滴が抜去されてから開始する。
❌ 誤り。点滴の留置は作業療法を始められない理由にならない。正しくは、点滴やモニターが付いた状態でも、ライン類の管理とバイタルサインの確認をしながら開始できる。
❌ 誤り。点滴の留置は作業療法を始められない理由にならない。正しくは、点滴やモニターが付いた状態でも、ライン類の管理とバイタルサインの確認をしながら開始できる。
3. 早期離床で廃用症候群を予防する。
✅ 正しい。臥床が続くと筋力低下・関節拘縮・起立性低血圧・誤嚥性肺炎・深部静脈血栓症などの廃用症候群が起こる。病状が安定していれば早期から離床を進め、これを防ぐ(=正答)。
✅ 正しい。臥床が続くと筋力低下・関節拘縮・起立性低血圧・誤嚥性肺炎・深部静脈血栓症などの廃用症候群が起こる。病状が安定していれば早期から離床を進め、これを防ぐ(=正答)。
4. ベッド上のADL訓練は禁忌である。
❌ 誤り。ベッド上での寝返り・起き上がり・整容・食事などの練習は、急性期の作業療法で行う内容である。正しくは、ベッド上のADL訓練は急性期から行う。
❌ 誤り。ベッド上での寝返り・起き上がり・整容・食事などの練習は、急性期の作業療法で行う内容である。正しくは、ベッド上のADL訓練は急性期から行う。
5. 弛緩性麻痺では関節可動域訓練は不要である。
❌ 誤り。弛緩性麻痺の時期は自分で関節を動かせないため、拘縮や肩の痛みが起こりやすい。正しくは、弛緩期こそ関節可動域訓練と良肢位保持で拘縮を予防する。
❌ 誤り。弛緩性麻痺の時期は自分で関節を動かせないため、拘縮や肩の痛みが起こりやすい。正しくは、弛緩期こそ関節可動域訓練と良肢位保持で拘縮を予防する。
【試験対策ポイント】
急性期の作業療法の要点:
- 早期離床で廃用症候群を予防する(病状の安定とリスク管理が前提)
- 点滴・モニター装着中でも実施できる
- 弛緩期は関節可動域訓練・良肢位保持で拘縮と肩の痛みを防ぐ
- ベッド上ADLの練習、生活歴の情報収集も急性期から始める
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