第61回 作業療法士国家試験 午後 第35問
作業療法治療学第61回午後
第61回 作業療法士国家試験 午後 第35問(作業療法治療学)の正答は 3 です。倍動肘ヒンジ継手は、断端の肘屈曲の動きを約2倍に増やして義手の前腕に伝える継手である。
問題
倍動肘ヒンジ継手が適応となる切断レベルで最も適切なのはどれか。
- 1. 上腕切断標準断端
- 2. 肘離断
- 3. 前腕極短断端 ✓
- 4. 前腕短断端
- 5. 前腕長断端
正答:3番
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この問題の正答率(OTカコモン利用者の実データ)
初回正答率 30%難問
30人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、OTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
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解説
■ 正答:3番 — 前腕極短断端
倍動肘ヒンジ継手は、断端の肘屈曲の動きを約2倍に増やして義手の前腕に伝える継手である。肘の屈曲の動きが小さい前腕極短断端に用い、その分大きな力が必要になる。
【各選択肢の解説】
1. 上腕切断標準断端
❌ 誤り。上腕切断では義手の肘を屈曲させる肘継手が必要で、肘ブロック継手などを用いる。正しくは、倍動肘ヒンジ継手は上腕切断ではなく前腕切断(極短断端)の継手である。
❌ 誤り。上腕切断では義手の肘を屈曲させる肘継手が必要で、肘ブロック継手などを用いる。正しくは、倍動肘ヒンジ継手は上腕切断ではなく前腕切断(極短断端)の継手である。
2. 肘離断
❌ 誤り。肘離断では断端が上腕骨の末端まで残るため、肘継手を内蔵する場所がない。正しくは、肘離断には外側に付けるヒンジ型の肘継手(肘離断用ヒンジ)を用いる。
❌ 誤り。肘離断では断端が上腕骨の末端まで残るため、肘継手を内蔵する場所がない。正しくは、肘離断には外側に付けるヒンジ型の肘継手(肘離断用ヒンジ)を用いる。
3. 前腕極短断端
✅ 正しい。断端が極めて短いと、自分の肘を曲げても断端の動く範囲が小さく、義手を十分に屈曲できない。倍動肘ヒンジ継手で断端の動きを増やして補う(=正答)。
✅ 正しい。断端が極めて短いと、自分の肘を曲げても断端の動く範囲が小さく、義手を十分に屈曲できない。倍動肘ヒンジ継手で断端の動きを増やして補う(=正答)。
4. 前腕短断端
❌ 誤り。前腕短断端では、断端の肘屈曲で義手を動かせるため、倍動にする必要は通常ない。正しくは、単軸または多軸の肘ヒンジ継手を用いる。
❌ 誤り。前腕短断端では、断端の肘屈曲で義手を動かせるため、倍動にする必要は通常ない。正しくは、単軸または多軸の肘ヒンジ継手を用いる。
5. 前腕長断端
❌ 誤り。前腕長断端では前腕の回内・回外が残るので、これを生かせる継手を選ぶ。正しくは、たわみ式(フレキシブル)肘ヒンジ継手を用いる。
❌ 誤り。前腕長断端では前腕の回内・回外が残るので、これを生かせる継手を選ぶ。正しくは、たわみ式(フレキシブル)肘ヒンジ継手を用いる。
【試験対策ポイント】
前腕切断の断端長と肘継手:
| 断端 | 肘継手 |
|---|---|
| 極短断端 | 倍動肘ヒンジ継手(動きを増やす) |
| 短断端 | 単軸・多軸肘ヒンジ継手 |
| 長断端 | たわみ式肘ヒンジ継手(回内・回外を生かす) |
断端が短いほど残る機能が少なく、継手で補う。
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