OTカコモン作業療法士国家試験 過去問・解説

第61回 作業療法士国家試験 午後 第36問

作業療法管理学第61回午後

第61回 作業療法士国家試験 午後 第36問(作業療法管理学)の正答は 2 です。職場のハラスメント(パワーハラスメント)は「優越的な関係に基づく言動」「業務上必要かつ相当な範囲を超えたもの」「就業環境を害するもの」の3要件を満たす行為。

問題
職場のハラスメントに該当するのはどれか。
  1. 1. 能力に応じて業務量を調整する。
  2. 2. 業務とは関係ない雑用を指示する。
  3. 3. 無断欠勤を繰り返す職員を指導する。
  4. 4. 守秘義務を厳守するよう実習生に指導する。
  5. 5. 育成のため現状より少し高いレベルの業務を任せる。

正答:2番

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解説
■ 正答:2番 — 業務とは関係ない雑用を指示する

職場のハラスメント(パワーハラスメント)は「優越的な関係に基づく言動」「業務上必要かつ相当な範囲を超えたもの」「就業環境を害するもの」の3要件を満たす行為。業務と無関係な雑用を指示することは業務上の必要性がなく、パワハラに該当しうる。


【各選択肢の解説】

1. 能力に応じて業務量を調整する。
❌ 誤り。能力に見合った業務配分は適切な人事管理であり、ハラスメントではない。
2. 業務とは関係ない雑用を指示する。
✅ 正しい。業務上の必要性のない雑用の強制は、パワーハラスメントの「過小な要求」または「個の侵害」に該当しうる。
3. 無断欠勤を繰り返す職員を指導する。
❌ 誤り。就業規則違反への正当な指導はハラスメントではなく、適切な管理行為。
4. 守秘義務を厳守するよう実習生に指導する。
❌ 誤り。法的・倫理的義務の指導は正当な教育的介入。
5. 育成のため現状より少し高いレベルの業務を任せる。
❌ 誤り。成長を促すための適切な負荷付与は正当な育成行為であり、ハラスメントではない。

【試験対策ポイント】

パワハラの6類型(厚生労働省):

1. 身体的な攻撃

2. 精神的な攻撃

3. 人間関係からの切り離し

4. 過大な要求

5. 過小な要求(業務外・能力以下の仕事)

6. 個の侵害

「業務と無関係な雑用」=過小な要求または不適切な業務指示としてパワハラに該当。


✍️ この解説の作成・点検

ST-Toolbox編集部(リハビリテーション領域の国家資格を持つ現役専門職が運営)が、作業療法士領域の有資格者の知見と標準的な教科書・ガイドラインに基づいて作成・点検しています。解説の下書きにはAIを活用し、人が確認・点検したうえで公開しています。

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