OTカコモン作業療法士国家試験 過去問・解説

第61回 作業療法士国家試験 午後 第66問

生理学第61回午後

第61回 作業療法士国家試験 午後 第66問(生理学)の正答は 3 です。食物が胃に入ると結腸に強い蠕動(大蠕動)が起こり、便が直腸へ送られる。

問題
排便の生理で正しいのはどれか。
  1. 1. 排便中枢は腰髄にある。
  2. 2. 外肛門括約筋は平滑筋である。
  3. 3. 食事により胃大腸反射が生じる。 ✓
  4. 4. 肛門直腸角は体幹を前屈すると鋭角になる。
  5. 5. 便意は糞便による結腸壁の伸展刺激により生じる。

正答:3番

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この問題の正答率(OTカコモン利用者の実データ)

初回正答率 34.5%難問

58人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)

同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、OTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。

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解説
■ 正答:3番 — 食事により胃大腸反射が生じる。

食物が胃に入ると結腸に強い蠕動(大蠕動)が起こり、便が直腸へ送られる。これが胃大腸反射で、食後に便意が起こりやすい理由である。ほかの選択肢は中枢の高さ・筋の種類・角度の向き・伸展される部位をずらしている。


【各選択肢の解説】

1. 排便中枢は腰髄にある。
❌ 誤り。脊髄の排便中枢は仙髄(S2〜S4)にある。正しくは仙髄で、排尿中枢と同じ高さである。
2. 外肛門括約筋は平滑筋である。
❌ 誤り。外肛門括約筋は横紋筋で、陰部神経(体性神経)に支配され意識して締められる。正しくは、平滑筋なのは内肛門括約筋(自律神経支配)である。
3. 食事により胃大腸反射が生じる。
✅ 正しい。胃に食物が入る刺激で結腸の大蠕動が起こる反射である(=正答)。
4. 肛門直腸角は体幹を前屈すると鋭角になる。
❌ 誤り。体幹を前屈し股関節を深く曲げると恥骨直腸筋による引き込みがゆるみ、肛門直腸角は鈍角になって便が出やすくなる。正しくは、前屈で鈍角になる。
5. 便意は糞便による結腸壁の伸展刺激により生じる。
❌ 誤り。便意は便が直腸に入り直腸壁が伸展されることで生じる。正しくは、直腸壁の伸展刺激である。

【試験対策ポイント】

  • 排便中枢:仙髄 S2〜S4(骨盤内臓神経)
  • 内肛門括約筋=平滑筋・不随意/外肛門括約筋=横紋筋・随意(陰部神経)
  • 便意=直腸壁の伸展
  • 前かがみの姿勢 → 肛門直腸角が鈍角 → 排便しやすい
  • 食後の便意 ← 胃大腸反射
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ST-Toolbox編集部(リハビリテーション領域の国家資格を持つ現役専門職が運営)が、作業療法士領域の有資格者の知見と標準的な教科書・ガイドラインに基づいて作成・点検しています。解説の下書きにはAIを活用し、人が確認・点検したうえで公開しています。

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