第61回 作業療法士国家試験 午後 第90問
臨床医学第61回午後
第61回 作業療法士国家試験 午後 第90問(臨床医学)の正答は 3 です。ALSの診断には上位運動ニューロン徴候と下位運動ニューロン徴候の両方を示す必要がある。
問題
筋萎縮性側索硬化症で診断に最も有用な検査はどれか。
- 1. SPECT
- 2. 頭部CT
- 3. 針筋電図 ✓
- 4. 頸部超音波
- 5. 体性感覚誘発電位
正答:3番
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この問題の正答率(OTカコモン利用者の実データ)
初回正答率 58.5%標準
41人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、OTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
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解説
■ 正答:3番 — 針筋電図
ALSの診断には上位運動ニューロン徴候と下位運動ニューロン徴候の両方を示す必要がある。針筋電図は、症状がまだ目立たない筋も含めて下位運動ニューロンの障害(脱神経・神経再支配)を複数の部位で示せるため、最も有用である。
【各選択肢の解説】
1. SPECT
❌ 誤り。SPECTは脳血流を見る核医学検査で、ALSに特有の所見はない。正しくはSPECTは認知症の鑑別などで用いる検査である。
❌ 誤り。SPECTは脳血流を見る核医学検査で、ALSに特有の所見はない。正しくはSPECTは認知症の鑑別などで用いる検査である。
2. 頭部CT
❌ 誤り。ALSの頭部CTに特有の所見はない。正しくは画像検査は他の疾患の除外に用いるもので、診断の中心は針筋電図である。
❌ 誤り。ALSの頭部CTに特有の所見はない。正しくは画像検査は他の疾患の除外に用いるもので、診断の中心は針筋電図である。
3. 針筋電図(=正答)
✅ 正しい。線維自発電位・陽性鋭波・線維束自発電位(進行中の脱神経)と、高振幅・長持続の運動単位電位(神経再支配)が広い範囲でみられる。
✅ 正しい。線維自発電位・陽性鋭波・線維束自発電位(進行中の脱神経)と、高振幅・長持続の運動単位電位(神経再支配)が広い範囲でみられる。
4. 頸部超音波
❌ 誤り。頸部超音波は主に頸動脈の狭窄やプラークを評価する検査である。正しくはALSの下位運動ニューロン障害を示すのは針筋電図である。
❌ 誤り。頸部超音波は主に頸動脈の狭窄やプラークを評価する検査である。正しくはALSの下位運動ニューロン障害を示すのは針筋電図である。
5. 体性感覚誘発電位
❌ 誤り。体性感覚誘発電位は感覚路を評価する検査で、感覚が保たれるALSでは診断の決め手にならない。正しくはALSで示すべきは運動ニューロンの障害で、それを示すのは針筋電図である。
❌ 誤り。体性感覚誘発電位は感覚路を評価する検査で、感覚が保たれるALSでは診断の決め手にならない。正しくはALSで示すべきは運動ニューロンの障害で、それを示すのは針筋電図である。
【試験対策ポイント】
| 項目 | ALS |
|---|---|
| 障害部位 | 上位+下位運動ニューロン |
| 保たれやすい機能 | 感覚・眼球運動・膀胱直腸機能(陰性徴候) |
| 診断に有用 | 針筋電図(脱神経+神経再支配) |
感覚系の検査(体性感覚誘発電位)は「保たれる側」を見る検査=ALSの診断の決め手にならない。
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