病理学は病気の原因(病因)と、体に起こる変化(病態)を形態から研究する学問です。総論では、あらゆる疾患に共通する基本変化を扱います。
| 変化 | 内容 |
|---|---|
| 萎縮 | いったん発達した細胞・臓器が小さくなる(廃用性萎縮など) |
| 肥大 | 細胞が大きくなる(心肥大) |
| 過形成 | 細胞の数が増える |
| 化生 | 分化した細胞が別の型の細胞に変わる(気管支上皮の扁平上皮化生) |
「肥大」は細胞が大きくなること、「過形成」は細胞の数が増えること。廃用性萎縮(使わない筋の萎縮)はリハで頻出。
| 壊死(ネクローシス) | アポトーシス | |
|---|---|---|
| 性質 | 病的・受動的な細胞死 | プログラムされた能動的な細胞死 |
| 炎症 | 伴う | 伴わない |
| 例 | 梗塞・熱傷 | 発生過程・免疫での不要細胞の除去 |
アポトーシスは生理的で炎症を起こさない「計画された死」。壊死は病的で周囲に炎症を及ぼす。この対比が頻出。