第6章|ADL・自助具・住環境

作業療法学(評価・治療) 第6章

6-1 ADL訓練

ADL(食事・整容・更衣・排泄・入浴・移動)の自立支援は作業療法の中核です。「できるADL」を「しているADL」にすることを目指します(理学療法学とも共通)。

6-2 自助具

自助具目的
リーチャー遠くの物・落ちた物を取る(体幹前屈が難しい人)
ソックスエイド靴下を履く(股・膝の可動域制限・片麻痺)
太柄スプーン・万能カフ握力低下・把持困難(関節リウマチ・麻痺)
ボタンエイドボタンかけ(片手・巧緻性低下)

自助具は「どの障害・制限に、何を使うか」で問われる。例:ソックスエイド=股関節の可動域制限(人工股関節術後など)、リーチャー=前屈困難。障害像と道具を結びつけて覚える。

6-3 福祉用具・住環境整備

  • 車椅子・歩行補助具・特殊寝台などの選定・適合
  • 住環境整備:手すり・段差解消・スロープ・引き戸で安全と自立を確保
  • 介護保険による住宅改修・福祉用具貸与の活用(リハビリテーション医学 第7章参照)