第3章|パーキンソン病と関連疾患

神経内科学 第3章

3-1 パーキンソン病

  • 中脳黒質のドパミン神経が変性→線条体のドパミン不足(錐体外路症状)
  • 4大徴候:安静時振戦・筋固縮(歯車様)・無動/寡動・姿勢反射障害
  • その他:仮面様顔貌・小刻み歩行・すくみ足・突進現象・小字症・自律神経症状
  • 治療:L-ドパ(レボドパ)が中心。長期でウェアリングオフ・ジスキネジア

「パーキンソン病の振戦は動作時に強い」は誤り → 安静時振戦(動かすと減る)。ドパミンが減少する疾患。

3-2 重症度分類(ホーン・ヤール)

ステージ状態
一側性・軽度
両側性・姿勢反射障害なし
姿勢反射障害が出現・日常生活は自立
起立・歩行は可能だが介助を要する
車椅子・臥床(全介助)

ヤールⅢで姿勢反射障害(転倒しやすさ)が加わるのが大きな節目。リハでは転倒予防・すくみ足への外部手がかり(視覚・聴覚リズム)が有効。

3-3 パーキンソン症候群・関連疾患

  • 進行性核上性麻痺(PSP):易転倒・垂直方向の眼球運動障害
  • 多系統萎縮症(MSA):自律神経障害・小脳症状
  • 薬剤性パーキンソニズム(抗精神病薬など)