第50回 理学療法士国家試験 午前 第15問
理学療法治療学第50回午前
第50回 理学療法士国家試験 午前 第15問(理学療法治療学)の正答は 3 です。前問の写真で病変は右肺にある。
問題
この患者の病変が生じている部位に痰が貯留している場合の排痰体位として最も適切なのはどれか。
- 1. 座位
- 2. 背臥位
- 3. 左側臥位 ✓
- 4. 右側臥位
- 5. 45°前方に傾けた右側臥位
正答:3番
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この問題の正答率(PTカコモン利用者の実データ)
初回正答率 55.3%標準
38人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、PTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
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解説
■ 正答:3番 — 左側臥位
前問の写真で病変は右肺にある。体位排痰は痰のたまった区域を上にし、その区域から中枢の気管支へ重力で痰が流れる体位をとる。右肺を上にするには左側を下にした左側臥位をとる。
【各選択肢の解説】
1. 座位
❌ 誤り。座位では肺の上部の区域の痰が下へ流れる。正しくは座位は上葉の肺尖区(S1)の排痰体位で、右肺の中〜下部の病変には用いない。
❌ 誤り。座位では肺の上部の区域の痰が下へ流れる。正しくは座位は上葉の肺尖区(S1)の排痰体位で、右肺の中〜下部の病変には用いない。
2. 背臥位
❌ 誤り。背臥位では前側の区域が上になる。正しくは背臥位は上葉の前上葉区(S3)などの前方の区域の排痰体位で、右肺全体を上にすることはできない。
❌ 誤り。背臥位では前側の区域が上になる。正しくは背臥位は上葉の前上葉区(S3)などの前方の区域の排痰体位で、右肺全体を上にすることはできない。
3. 左側臥位
✅ 正しい。左を下にすると右肺が上になり、右肺の区域から主気管支側へ痰が流れやすくなる。図3の体位で、本例の右肺病変の排痰に適する。
✅ 正しい。左を下にすると右肺が上になり、右肺の区域から主気管支側へ痰が流れやすくなる。図3の体位で、本例の右肺病変の排痰に適する。
4. 右側臥位
❌ 誤り。右側臥位では病変のある右肺が下になり、痰が末梢側にとどまる。正しくは右側臥位は左肺の病変(左を上にする)に用いる体位である。
❌ 誤り。右側臥位では病変のある右肺が下になり、痰が末梢側にとどまる。正しくは右側臥位は左肺の病変(左を上にする)に用いる体位である。
5. 45°前方に傾けた右側臥位
❌ 誤り。右側臥位から45°前方へ傾けると、左肺の背側上方が上になる。正しくはこれは左上葉の肺尖後区(S1+2)の排痰体位で、右肺の病変には用いない。
❌ 誤り。右側臥位から45°前方へ傾けると、左肺の背側上方が上になる。正しくはこれは左上葉の肺尖後区(S1+2)の排痰体位で、右肺の病変には用いない。
【試験対策ポイント】
体位排痰は「病変の区域を上にする」で体位が決まる。
| 区域 | 体位 |
|---|---|
| 上葉の肺尖区(S1) | 座位 |
| 上葉の前上葉区(S3) | 背臥位 |
| 上葉の後上葉区(S2) | 患側を上にした側臥位から45°前方へ傾ける |
| 一側の肺(側方の区域) | 患側を上にした側臥位 |
左右の取り違え(右肺病変なのに右側臥位)が最も多いひっかけである。
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