PTカコモン理学療法士国家試験 過去問・解説

第50回 理学療法士国家試験 午前 第23問

理学療法評価学第50回午前

第50回 理学療法士国家試験 午前 第23問(理学療法評価学)の正答は 1 です。腓腹筋(足関節底屈)のMMT検査で、代償的に働く筋を問う問題です。

問題
Danielsらの徒手筋力テストで、腓腹筋の検査をする際に代償的に働く筋はどれか。
  1. 1. 後脛骨筋
  2. 2. 前脛骨筋
  3. 3. 長母指伸筋
  4. 4. 長指伸筋
  5. 5. 母指外転筋

正答:1番

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解説
■ 正答:1番 — 後脛骨筋

腓腹筋(足関節底屈)のMMT検査で、代償的に働く筋を問う問題です。底屈には腓腹筋・ヒラメ筋(下腿三頭筋)が主に働きますが、これら以外で足関節底屈に補助的に作用するのが後脛骨筋・長腓骨筋・短腓骨筋・長母指屈筋などです。選択肢のうち底屈を代償しうるのは後脛骨筋です。


【各選択肢の解説】

1. 後脛骨筋
✅ 正しい。後脛骨筋は足の内がえし(内反)とともに足関節底屈にも補助的に作用します。下腿三頭筋が弱いとき底屈を代償しうる筋であり、検査時に注意すべき代償筋です。
2. 前脛骨筋
❌ 誤り。前脛骨筋は足関節の背屈・内がえしに働く拮抗筋であり、底屈を代償することはありません。
3. 長母指伸筋
❌ 誤り。長母指伸筋は母指の伸展と足関節背屈に作用する伸筋で、底屈の代償筋にはなりません。
4. 長指伸筋
❌ 誤り。長指伸筋は足指の伸展・足関節背屈に働きます。底屈方向には作用せず、代償筋ではありません。
5. 母指外転筋
❌ 誤り。母指外転筋(母趾外転筋)は足底にある足趾の内在筋で、足関節の底屈運動を代償する力はありません。

【試験対策ポイント】

足関節底屈の主動筋は下腿三頭筋(腓腹筋+ヒラメ筋)。腓腹筋MMTは立位での片脚踵上げで段階を判定する(段階5=踵上げ多数回可能)。底屈を補助・代償しうるのは後脛骨筋・長/短腓骨筋・長母指屈筋・長指屈筋。前脛骨筋・長指伸筋・長母指伸筋は背屈筋なので底屈の代償にならない、という「底屈群か背屈群か」の振り分けが解答の決め手。

✍️ この解説の作成・点検

ST-Toolbox編集部(リハビリテーション領域の国家資格を持つ現役専門職が運営)が、理学療法士領域の有資格者の知見と標準的な教科書・ガイドラインに基づいて作成・点検しています。解説の下書きにはAIを活用し、人が確認・点検したうえで公開しています。

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