第50回 理学療法士国家試験 午前 第26問
臨床医学第50回午前
第50回 理学療法士国家試験 午前 第26問(臨床医学)の正答は 4 です。上小脳脚は小脳の歯状核から中脳の赤核・視床へ向かう出力路である。
問題
脳卒中で小脳皮質から上小脳脚に病巣がある場合にみられやすい症状はどれか。
- 1. 感覚障害
- 2. 運動麻痺
- 3. ジストニア
- 4. 動作時振戦 ✓
- 5. パーキンソニズム
正答:4番
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この問題の正答率(PTカコモン利用者の実データ)
初回正答率 48%参考値
25人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、PTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
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解説
■ 正答:4番 — 動作時振戦
上小脳脚は小脳の歯状核から中脳の赤核・視床へ向かう出力路である。小脳皮質からこの出力路が障害されると運動の調節ができなくなり、目標に近づくほど揺れが大きくなる企図振戦(動作時振戦)が出る。病巣と症状の対応を問う問題である。
【各選択肢の解説】
1. 感覚障害
❌ 誤り。感覚障害は後索・脊髄視床路・視床・頭頂葉など体性感覚の経路の障害で起こる。正しくは小脳病変では感覚は保たれる。
❌ 誤り。感覚障害は後索・脊髄視床路・視床・頭頂葉など体性感覚の経路の障害で起こる。正しくは小脳病変では感覚は保たれる。
2. 運動麻痺
❌ 誤り。運動麻痺は錐体路(皮質脊髄路)の障害で起こる。正しくは小脳病変では筋力は保たれ、運動の協調が障害される。
❌ 誤り。運動麻痺は錐体路(皮質脊髄路)の障害で起こる。正しくは小脳病変では筋力は保たれ、運動の協調が障害される。
3. ジストニア
❌ 誤り。ジストニアは主に大脳基底核の障害でみられる持続的な筋収縮による異常姿勢・異常運動である。正しくは基底核病変の症状である。
❌ 誤り。ジストニアは主に大脳基底核の障害でみられる持続的な筋収縮による異常姿勢・異常運動である。正しくは基底核病変の症状である。
4. 動作時振戦
✅ 正しい。小脳は運動の誤差を修正して滑らかにする働きを持つ。その出力路である上小脳脚の障害では修正が過不足となり、動作中・目標到達時に振戦が強くなる。
✅ 正しい。小脳は運動の誤差を修正して滑らかにする働きを持つ。その出力路である上小脳脚の障害では修正が過不足となり、動作中・目標到達時に振戦が強くなる。
5. パーキンソニズム
❌ 誤り。無動・筋強剛・静止時振戦などのパーキンソニズムは、黒質線条体のドパミン系の障害で起こる。正しくは基底核系の症状である。
❌ 誤り。無動・筋強剛・静止時振戦などのパーキンソニズムは、黒質線条体のドパミン系の障害で起こる。正しくは基底核系の症状である。
【試験対策ポイント】
| 振戦 | 出る場面 | 代表的な病巣・疾患 |
|---|---|---|
| 静止時振戦 | 安静時 | Parkinson病(黒質線条体) |
| 企図(動作時)振戦 | 動作中・目標に近づくとき | 小脳・上小脳脚 |
| 姿勢時振戦 | 姿勢を保つとき | 本態性振戦 |
小脳症状は測定障害・企図振戦・反復拮抗運動障害・失調性構音障害・眼振。
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