第50回 理学療法士国家試験 午前 第28問
理学療法評価学第50回午前
第50回 理学療法士国家試験 午前 第28問(理学療法評価学)の正答は 4 です。Duchenne型筋ジストロフィーは近位筋(特に股関節周囲筋)から筋力が落ちる。
問題
Duchenne型筋ジストロフィー児にみられる異常歩行はどれか。
- 1. 踵打ち歩行
- 2. 小刻み歩行
- 3. 逃避性歩行
- 4. 動揺性歩行 ✓
- 5. 酩酊歩行
正答:4番
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この問題の正答率(PTカコモン利用者の実データ)
初回正答率 61.1%参考値
18人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、PTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
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解説
■ 正答:4番 — 動揺性歩行
Duchenne型筋ジストロフィーは近位筋(特に股関節周囲筋)から筋力が落ちる。中殿筋などの股関節外転筋が弱いと立脚側で骨盤を支えられず、体幹を左右に揺らして歩く動揺性歩行(あひる歩行)になる。歩行の名前と原因の対応を問う問題である。
【各選択肢の解説】
1. 踵打ち歩行
❌ 誤り。足を高く上げて踵から強く床に打ちつける歩行で、深部感覚障害(脊髄癆など後索の障害)による感覚性失調でみられる。正しくは感覚性運動失調の歩行である。
❌ 誤り。足を高く上げて踵から強く床に打ちつける歩行で、深部感覚障害(脊髄癆など後索の障害)による感覚性失調でみられる。正しくは感覚性運動失調の歩行である。
2. 小刻み歩行
❌ 誤り。歩幅が小さく足をすって歩く歩行で、Parkinson病など大脳基底核の障害でみられる。正しくはパーキンソニズムの歩行である。
❌ 誤り。歩幅が小さく足をすって歩く歩行で、Parkinson病など大脳基底核の障害でみられる。正しくはパーキンソニズムの歩行である。
3. 逃避性歩行
❌ 誤り。痛む側の脚への荷重時間(立脚期)を短くする歩行で、下肢の疼痛でみられる。正しくは疼痛性の歩行である。
❌ 誤り。痛む側の脚への荷重時間(立脚期)を短くする歩行で、下肢の疼痛でみられる。正しくは疼痛性の歩行である。
4. 動揺性歩行
✅ 正しい。股関節外転筋の筋力低下で立脚側の骨盤を水平に保てないため、体幹を立脚側へ傾けながら左右に揺れて歩く。近位筋から弱るDMDの典型である。
✅ 正しい。股関節外転筋の筋力低下で立脚側の骨盤を水平に保てないため、体幹を立脚側へ傾けながら左右に揺れて歩く。近位筋から弱るDMDの典型である。
5. 酩酊歩行
❌ 誤り。酔ったように左右によろめく歩行で、小脳障害による失調でみられる。正しくは小脳性運動失調の歩行である。
❌ 誤り。酔ったように左右によろめく歩行で、小脳障害による失調でみられる。正しくは小脳性運動失調の歩行である。
【試験対策ポイント】
| 歩行 | 原因 |
|---|---|
| 動揺性歩行 | 股関節周囲筋の筋力低下(DMDなど) |
| 踵打ち歩行 | 深部感覚障害 |
| 小刻み歩行 | 大脳基底核障害(Parkinson病) |
| 酩酊歩行 | 小脳障害 |
| 逃避性歩行 | 下肢の疼痛 |
DMDではほかに登攀性起立(Gowers徴候)・腓腹筋の仮性肥大も頻出。
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