第50回 理学療法士国家試験 午前 第31問
臨床医学第50回午前
第50回 理学療法士国家試験 午前 第31問(臨床医学)の正答は 4 です。胸郭出口症候群は、頸部から上肢へ向かう腕神経叢・鎖骨下動静脈が通過する狭い部位で圧迫されて生じます。
問題
胸郭出口症候群に最も関与するのはどれか。
- 1. 胸骨
- 2. 胸鎖乳突筋
- 3. 肩甲骨
- 4. 前斜角筋 ✓
- 5. 大胸筋
正答:4番
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解説
■ 正答:4番 — 前斜角筋
胸郭出口症候群は、頸部から上肢へ向かう腕神経叢・鎖骨下動静脈が通過する狭い部位で圧迫されて生じます。なかでも前斜角筋と中斜角筋の間(斜角筋隙)での圧迫が代表的で、前斜角筋が最も深く関与します。
【各選択肢の解説】
1. 胸骨
❌ 誤り。胸骨は神経血管束の通過経路に直接関与しません。
❌ 誤り。胸骨は神経血管束の通過経路に直接関与しません。
2. 胸鎖乳突筋
❌ 誤り。胸鎖乳突筋は斜角筋隙の前方にあり、絞扼の主因とはなりません。
❌ 誤り。胸鎖乳突筋は斜角筋隙の前方にあり、絞扼の主因とはなりません。
3. 肩甲骨
❌ 誤り。肩甲骨自体は絞扼部位ではありません(小胸筋下や肋鎖間隙が関与する場合はある)。
❌ 誤り。肩甲骨自体は絞扼部位ではありません(小胸筋下や肋鎖間隙が関与する場合はある)。
4. 前斜角筋
✅ 正しい。前斜角筋と中斜角筋に挟まれる斜角筋隙での腕神経叢・鎖骨下動脈の圧迫が胸郭出口症候群の主な発生機序です。
✅ 正しい。前斜角筋と中斜角筋に挟まれる斜角筋隙での腕神経叢・鎖骨下動脈の圧迫が胸郭出口症候群の主な発生機序です。
5. 大胸筋
❌ 誤り。絞扼に関与しうるのは小胸筋(過外転症候群)で、大胸筋ではありません。
❌ 誤り。絞扼に関与しうるのは小胸筋(過外転症候群)で、大胸筋ではありません。
【試験対策ポイント】
胸郭出口症候群の3つの絞扼部位:斜角筋隙(前・中斜角筋間)・肋鎖間隙(鎖骨と第1肋骨間)・小胸筋下(過外転)。誘発テストはAdson(斜角筋)・Wright(過外転)・Roos(3分間挙上負荷)。尺骨神経領域のしびれが多い。
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