第50回 理学療法士国家試験 午前 第33問
臨床医学第50回午前
第50回 理学療法士国家試験 午前 第33問(臨床医学)の正答は 5 です。橈骨神経は上腕骨骨幹部の後面にある橈骨神経溝を、骨に接して斜めに走る。
問題
上腕骨骨折について正しいのはどれか。
- 1. 顆上骨折は高齢者に多い。
- 2. 近位部骨折は小児に多い。
- 3. 近位部骨折では外転位固定を行う。
- 4. 骨幹部骨折では骨壊死が起こりやすい。
- 5. 骨幹部骨折では橈骨神経麻痺が起こりやすい。 ✓
正答:5番
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この問題の正答率(PTカコモン利用者の実データ)
初回正答率 63%参考値
27人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、PTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
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解説
■ 正答:5番 — 骨幹部骨折では橈骨神経麻痺が起こりやすい。
橈骨神経は上腕骨骨幹部の後面にある橈骨神経溝を、骨に接して斜めに走る。このため骨幹部骨折で神経が傷つきやすく、手関節・手指が伸ばせない下垂手が起こる。部位ごとの好発年齢と合併症の組合せを問う問題である。
【各選択肢の解説】
1. 顆上骨折は高齢者に多い。
❌ 誤り。上腕骨顆上骨折は肘を伸ばして手をついて転ぶ受傷が多い。正しくは小児に好発する。
❌ 誤り。上腕骨顆上骨折は肘を伸ばして手をついて転ぶ受傷が多い。正しくは小児に好発する。
2. 近位部骨折は小児に多い。
❌ 誤り。上腕骨近位部骨折は骨粗鬆症を背景に転倒で起こることが多い。正しくは高齢者に好発する。
❌ 誤り。上腕骨近位部骨折は骨粗鬆症を背景に転倒で起こることが多い。正しくは高齢者に好発する。
3. 近位部骨折では外転位固定を行う。
❌ 誤り。正しくは三角巾やバストバンドで上肢を体幹に付けた下垂位(体幹固定)で保存的に治療するのが基本で、早期から振り子運動などを始める。
❌ 誤り。正しくは三角巾やバストバンドで上肢を体幹に付けた下垂位(体幹固定)で保存的に治療するのが基本で、早期から振り子運動などを始める。
4. 骨幹部骨折では骨壊死が起こりやすい。
❌ 誤り。骨幹部は血流が保たれやすく、骨壊死は問題になりにくい。正しくは骨頭への血流が途絶えやすい近位部(特に解剖頸)の骨折で骨頭壊死が起こりやすい。
❌ 誤り。骨幹部は血流が保たれやすく、骨壊死は問題になりにくい。正しくは骨頭への血流が途絶えやすい近位部(特に解剖頸)の骨折で骨頭壊死が起こりやすい。
5. 骨幹部骨折では橈骨神経麻痺が起こりやすい。
✅ 正しい。橈骨神経が骨幹部の後面に沿って走るため、骨折の際や骨片の転位で損傷されやすい。
✅ 正しい。橈骨神経が骨幹部の後面に沿って走るため、骨折の際や骨片の転位で損傷されやすい。
【試験対策ポイント】
| 骨折部位 | 好発 | 注意する合併症 |
|---|---|---|
| 近位部 | 高齢者 | 骨頭壊死(解剖頸)・肩の拘縮 |
| 骨幹部 | 成人 | 橈骨神経麻痺(下垂手) |
| 顆上 | 小児 | Volkmann拘縮・神経損傷・内反肘 |
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