PTカコモン理学療法士国家試験 過去問・解説

第50回 理学療法士国家試験 午前 第34問

理学療法治療学第50回午前

第50回 理学療法士国家試験 午前 第34問(理学療法治療学)の正答は 1 です。極超短波(マイクロ波)は電磁波で組織を内部から温める深部温熱である。

問題
極超短波による物理療法で正しいのはどれか。
  1. 1. 蓄熱による熱傷の可能性がある。 ✓
  2. 2. ホットパックより深達度は浅い。
  3. 3. 悪性新生物に対する治療効果がある。
  4. 4. 金属プレート挿入部への照射は可能である。
  5. 5. 閉塞性動脈硬化症の患肢への照射は効果的である。

正答:1番

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この問題の正答率(PTカコモン利用者の実データ)

初回正答率 69.2%参考値

13人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です

同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、PTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。

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解説
■ 正答:1番 — 蓄熱による熱傷の可能性がある。

極超短波(マイクロ波)は電磁波で組織を内部から温める深部温熱である。水分を多く含む組織や汗・金属に熱が集まりやすく、そこで蓄熱による熱傷が起こりうる。深達度と禁忌(悪性腫瘍・体内金属・循環障害)の知識を問うている。


【各選択肢の解説】

1. 蓄熱による熱傷の可能性がある。
✅ 正しい。マイクロ波は水分に吸収されやすく、汗や濡れた衣服、金属に熱が集中する。また本人が熱さを感じにくい深部で温度が上がるため、熱傷に注意が要る。
2. ホットパックより深達度は浅い。
❌ 誤り。ホットパックは伝導熱で皮膚表面から温める表在熱である。正しくは極超短波の方が深く、数cmの深さまで加温できる。
3. 悪性新生物に対する治療効果がある。
❌ 誤り。物理療法としての温熱は血流を増やし腫瘍を悪化させるおそれがある。正しくは悪性腫瘍の部位は禁忌である。
4. 金属プレート挿入部への照射は可能である。
❌ 誤り。金属は電磁波を集中・反射して周囲を局所的に高温にする。正しくは体内金属の部位は禁忌である。
5. 閉塞性動脈硬化症の患肢への照射は効果的である。
❌ 誤り。血流が乏しい肢は温めても熱を運び去れず、代謝の需要だけが増える。正しくは熱がこもり熱傷や虚血の悪化を招くため禁忌である。

【試験対策ポイント】

温熱加温のしかた深さ
ホットパック・パラフィン伝導表在
極超短波電磁波(水分に吸収)数cm
超音波音波の振動深部

極超短波の禁忌:体内金属・ペースメーカー・悪性腫瘍・循環障害・感覚障害・眼球。

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