第50回 理学療法士国家試験 午前 第35問
理学療法治療学第50回午前
大腿義足の膝継手におけるイールディング機構の機能で正しいのはどれか。\n1. 立脚相での膝折れの防止\n2. 立脚相での膝過伸展の防止\n3. 遊脚相での膝伸展の補助\n4. 遊脚相での膝屈曲の補助\n5. 遊脚相での膝過屈曲の防止
- 1. 立脚相での膝折れの防止 ✓
- 2. 立脚相での膝過伸展の防止
- 3. 遊脚相での膝伸展の補助
- 4. 遊脚相での膝屈曲の補助
- 5. 遊脚相での膝過屈曲の防止
正答:1番
解説
■ 正答:1番 — 立脚相での膝折れの防止
イールディング機構は、立脚初期(heel strike)に膝が急激に屈曲して折れることを防ぐため、油圧ダンパーやバネにより段階的に膝を屈曲させる機能です。体重負荷時の衝撃吸収と膝の安定性確保が主な役割です。
---
【各選択肢の解説】
1. 立脚相での膝折れの防止
✅ 正しい。イールディング機構は heel strike 時の急激な膝屈曲を制御し、滑らかに体重を受け止めるための機構です。
2. 立脚相での膝過伸展の防止
❌ 誤り。膝過伸展の防止は拡張制限機構(extension stop)の役割であり、イールディング機構ではありません。
3. 遊脚相での膝伸展の補助
❌ 誤り。遊脚相での膝伸展補助は伸展補助機構の役割です。イールディング機構は立脚相に機能します。
4. 遊脚相での膝屈曲の補助
❌ 誤り。イールディング機構は遊脚相で作用せず、立脚初期に限定された機能です。
5. 遊脚相での膝過屈曲の防止
❌ 誤り。イールディング機構は遊脚相では機能しません。
---
【試験対策ポイント】
- イールディング機構=heel strike 時の衝撃吸収・膝安定化
- 立脚初期の機構であることを重視
- 膝過伸展防止は「拡張制限機構」、遊脚相の機能は「伸展補助機構」と区別