PTカコモン理学療法士国家試験 過去問・解説

第50回 理学療法士国家試験 午前 第36問

理学療法治療学第50回午前

第50回 理学療法士国家試験 午前 第36問(理学療法治療学)の正答は 2 です。膝離断は大腿骨遠位端を温存する切断で、ソケットは荷重・懸垂・安定性に優れます。

問題
膝離断義足のソケットの利点で誤っているのはどれか。
  1. 1. 断端での体重負荷が可能
  2. 2. 膝継手の設定の簡便性
  3. 3. 回旋方向の安定性
  4. 4. 前後方向の安定性
  5. 5. 良好な懸垂機能

正答:2番

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解説
■ 正答:2番 — 膝継手の設定の簡便性

膝離断は大腿骨遠位端を温存する切断で、ソケットは荷重・懸垂・安定性に優れます。一方、断端が長いため膝継手を膝中心の解剖学的位置に設定しにくく、健側より膝が下がるなど設定が難しいのが欠点です。


【各選択肢の解説】

1. 断端での体重負荷が可能
❌(利点として正しい)。大腿骨顆部での末端荷重が可能で、これは膝離断義足の利点です。設問は「誤っている=利点でないもの」を選ぶため該当しません。
2. 膝継手の設定の簡便性
✅ 正しい(これが誤りの選択肢=正答)。長い断端のため膝継手を生理的な高さに設置しにくく、設定はむしろ難しいので利点とはいえません。
3. 回旋方向の安定性
❌(利点として正しい)。大腿骨顆部の形状によりソケットの回旋安定性が良好です。
4. 前後方向の安定性
❌(利点として正しい)。荷重・形状適合により前後方向の安定性も得られます。
5. 良好な懸垂機能
❌(利点として正しい)。顆部の張り出しを利用した自己懸垂が可能で、懸垂性に優れます。

【試験対策ポイント】

膝離断義足の利点=末端荷重・自己懸垂・良好な安定性(回旋/前後)・長いてこ。欠点=膝継手の位置が下がり外観上膝の高さが左右非対称になりやすい(設定困難)。否定問題なので「利点でないもの」を選ぶ点に注意。

✍️ この解説の作成・点検

ST-Toolbox編集部(リハビリテーション領域の国家資格を持つ現役専門職が運営)が、理学療法士領域の有資格者の知見と標準的な教科書・ガイドラインに基づいて作成・点検しています。解説の下書きにはAIを活用し、人が確認・点検したうえで公開しています。

それでも誤りが残ることがあります。「おかしいな」と思ったらお問い合わせから気軽に教えてください。確認のうえ修正し、皆さんと一緒に解説を育てていきます。

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