第50回 理学療法士国家試験 午前 第42問
運動学第50回午前
第50回 理学療法士国家試験 午前 第42問(運動学)の正答は 5 です。等尺性運動は関節を動かさずに筋長一定で力を出す運動で、血圧上昇・筋血流の低下を伴い、筋力増強は訓練した関節角度付近に限られやすい。
問題
等尺性運動で誤っているのはどれか。
- 1. 関節運動を伴わない筋収縮である。
- 2. 等張性運動に比べて血圧が上昇しやすい。
- 3. 等運動性運動に比べて筋力の増強効果が小さい。
- 4. 等張性運動に比べて収縮時の筋血流は減少する。
- 5. 等張性運動に比べて筋持久力の増強効果が大きい。 ✓
正答:5番
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この問題の正答率(PTカコモン利用者の実データ)
初回正答率 27.8%難問
36人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、PTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
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解説
■ 正答:5番 — 等張性運動に比べて筋持久力の増強効果が大きい。
等尺性運動は関節を動かさずに筋長一定で力を出す運動で、血圧上昇・筋血流の低下を伴い、筋力増強は訓練した関節角度付近に限られやすい。筋持久力の向上は動的に反復する等張性運動の方が有利で、5が誤り。
【各選択肢の解説】
1. 関節運動を伴わない筋収縮である。
✅ 正しい。等尺性収縮は関節角度・筋の長さを変えずに張力を発生させる収縮である。
✅ 正しい。等尺性収縮は関節角度・筋の長さを変えずに張力を発生させる収縮である。
2. 等張性運動に比べて血圧が上昇しやすい。
✅ 正しい。持続的な収縮で筋内圧が上がって末梢血管抵抗が増え、息こらえ(バルサルバ)も起こりやすいため、血圧が上昇しやすい。高血圧や心疾患の患者では注意する。
✅ 正しい。持続的な収縮で筋内圧が上がって末梢血管抵抗が増え、息こらえ(バルサルバ)も起こりやすいため、血圧が上昇しやすい。高血圧や心疾患の患者では注意する。
3. 等運動性運動に比べて筋力の増強効果が小さい。
✅ 正しい。等尺性運動の筋力増強は訓練した角度付近に限られる(角度特異性)。等運動性運動は全可動域で最大の抵抗をかけられるため、筋力増強効果は等運動性の方が大きいとされる。
✅ 正しい。等尺性運動の筋力増強は訓練した角度付近に限られる(角度特異性)。等運動性運動は全可動域で最大の抵抗をかけられるため、筋力増強効果は等運動性の方が大きいとされる。
4. 等張性運動に比べて収縮時の筋血流は減少する。
✅ 正しい。持続収縮中は筋内圧が筋内の血管を圧迫し続けるため、収縮と弛緩を繰り返す等張性運動より血流が減る。
✅ 正しい。持続収縮中は筋内圧が筋内の血管を圧迫し続けるため、収縮と弛緩を繰り返す等張性運動より血流が減る。
5. 等張性運動に比べて筋持久力の増強効果が大きい。
❌ 誤り(=正答)。血流が途絶えやすい等尺性運動は持久力の向上に不利である。正しくは、筋持久力の増強には低〜中等度の負荷で反復回数を多くする等張性(動的)運動の方が効果が大きい。
❌ 誤り(=正答)。血流が途絶えやすい等尺性運動は持久力の向上に不利である。正しくは、筋持久力の増強には低〜中等度の負荷で反復回数を多くする等張性(動的)運動の方が効果が大きい。
【試験対策ポイント】
| 運動 | 特徴 | 注意・効果 |
|---|---|---|
| 等尺性 | 関節角度一定 | 血圧上昇しやすい・筋血流低下・角度特異的な筋力増強 |
| 等張性 | 一定の負荷で関節が動く | 反復で持久力向上 |
| 等運動性 | 一定の角速度(機器が必要) | 全可動域で最大抵抗 |
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