PTカコモン理学療法士国家試験 過去問・解説

第50回 理学療法士国家試験 午前 第42問

運動学第50回午前

第50回 理学療法士国家試験 午前 第42問(運動学)の正答は 5 です。等尺性運動は関節運動を伴わず筋長一定で力を出す収縮です。

問題
等尺性運動で誤っているのはどれか。
  1. 1. 関節運動を伴わない筋収縮である。
  2. 2. 等張性運動に比べて血圧が上昇しやすい。
  3. 3. 等運動性運動に比べて筋力の増強効果が小さい。
  4. 4. 等張性運動に比べて収縮時の筋血流は減少する。
  5. 5. 等張性運動に比べて筋持久力の増強効果が大きい。

正答:5番

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解説
■ 正答:5番 — 等張性運動に比べて筋持久力の増強効果が大きい。

等尺性運動は関節運動を伴わず筋長一定で力を出す収縮です。持久力(反復・動的な作業能力)の向上には動的な等張性運動の方が有利で、「持久力増強効果が大きい」とする本選択肢は誤りです。


【各選択肢の解説】

1. 関節運動を伴わない筋収縮である。
❌(正しい記述)。等尺性収縮は筋長・関節角度が一定のまま張力を発生します。
2. 等張性運動に比べて血圧が上昇しやすい。
❌(正しい記述)。持続的収縮で筋内圧が上がり、息こらえも加わり血圧が上昇しやすくなります(昇圧反応)。
3. 等運動性運動に比べて筋力の増強効果が小さい。
❌(正しい記述)。全可動域で最大負荷をかけられる等運動性運動の方が筋力増強効率は高いとされます。
4. 等張性運動に比べて収縮時の筋血流は減少する。
❌(正しい記述)。持続収縮中は筋内圧上昇で血管が圧迫され血流が減少します。
5. 等張性運動に比べて筋持久力の増強効果が大きい。
✅ 正しい(これが誤りの記述=正答)。動的な等張性運動の方が筋持久力向上に有利で、等尺性運動が大きいとはいえません。

【試験対策ポイント】

運動様式の整理:等尺性(角度一定・血圧上昇しやすい・特定角度の筋力増強)等張性(一定負荷で動的・持久力向上)等運動性(一定速度で全可動域最大負荷・筋力増強効率最良)。否定問題は「持久力=等張性が有利」と押さえると解ける。

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