第50回 理学療法士国家試験 午前 第45問
リハビリテーション医学第50回午前
FIMの評定で正しいのはどれか。2つ選べ。\n1. 食事1点:咀嚼や嚥下は可能であるが、食べ物を口に全く運ばない。\n2. トイレ動作1点:日中6回修正自立で行い、夜間2回全介助で行っている。\n3. 排便管理4点:坐薬を月に4回挿入してもらっている。\n4. 移動4点:車椅子で50m以上自走できるが曲がるたびに介助が必要となる。\n5. 記憶2点:よく出会う人を認識し、日課を思い出せるが、命令に従えるのは1段階までである。
- 1. 食事1点:咀嚼や嚥下は可能であるが、食べ物を口に全く運ばない。 ✓
- 2. トイレ動作1点:日中6回修正自立で行い、夜間2回全介助で行っている。 ✓
- 3. 排便管理4点:坐薬を月に4回挿入してもらっている。
- 4. 移動4点:車椅子で50m以上自走できるが曲がるたびに介助が必要となる。
- 5. 記憶2点:よく出会う人を認識し、日課を思い出せるが、命令に従えるのは1段階までである。
正答:1・2番
解説
■ 正答:1番と2番
FIMは認知機能と運動機能の各項目を1~7点で評定する評価スケールです。各項目の定義を正確に理解することが重要です。
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【各選択肢の解説】
1. 食事1点:咀嚼や嚥下は可能であるが、食べ物を口に全く運ばない。
✅ 正しい。食事1点は「全介助」を意味し、食べ物を口に運ぶ動作ができず、咀嚼・嚥下のみ可能な状態を指します。
2. トイレ動作1点:日中6回修正自立で行い、夜間2回全介助で行っている。
✅ 正しい。トイレ動作1点は「全介助」です。複数回のうち一部でも全介助が必要な場合、全体として1点(全介助)と評定されます。
3. 排便管理4点:坐薬を月に4回挿入してもらっている。
❌ 誤り。坐薬の挿入援助は「修正自立(準備や管理に介助必要)」の4点ではなく、5点(監視・準備のみ)に該当します。4点は自分で管理できるが修正が必要な状態です。
4. 移動4点:車椅子で50m以上自走できるが曲がるたびに介助が必要となる。
❌ 誤り。曲がるたびに介助が必要な場合は「修正自立」ではなく「最小介助」の3点となります。4点は軽い接触程度の介助または安全のための監視のみで可能な状態です。
5. 記憶2点:よく出会う人を認識し、日課を思い出せるが、命令に従えるのは1段階までである。
❌ 誤り。記憶2点は「重度の障害」で、よく出会う人の認識も限定的です。この説明は記憶3点(中等度の障害)に該当します。
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【試験対策ポイント】
• FIM各項目の点数定義を正確に暗記(1点=全介助~7点=自立)
• 複数場面で異なる介助度がある場合は、最も介助が必要な状況で評定
• 運動項目と認知項目で評定基準が若干異なることに注意