第50回 理学療法士国家試験 午前 第47問
臨床医学第50回午前
第50回 理学療法士国家試験 午前 第47問(臨床医学)の正答は 1 です。慢性腎不全では腎臓でつくられるエリスロポエチンが減るため、透析の方法(腹膜透析・血液透析)にかかわらず腎性貧血を合併しやすい。
問題
腹膜透析を継続している慢性腎不全患者について正しいのはどれか。
- 1. 貧血を合併しやすい。 ✓
- 2. 身体障害者手帳を取得できない。
- 3. 週に2回程度の通院が必要となる。
- 4. 透析導入後は運動制限が大きくなる。
- 5. 血液透析に比べて血圧変動が大きい。
正答:1番
次の問題から答えを隠して1問ずつ出題。答えはアプリの学習記録に残ります(登録不要) — 弱点分析・成績グラフはアプリで
この問題の正答率(PTカコモン利用者の実データ)
初回正答率 36.7%難問
30人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、PTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
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解説
■ 正答:1番 — 貧血を合併しやすい。
慢性腎不全では腎臓でつくられるエリスロポエチンが減るため、透析の方法(腹膜透析・血液透析)にかかわらず腎性貧血を合併しやすい。
【各選択肢の解説】
1. 貧血を合併しやすい。
✅ 正しい。エリスロポエチンは赤血球の産生を促すホルモンで、腎臓の傷害で分泌が減ると赤血球がつくられにくくなる。透析では腎臓のこの働きは補えないため、ESA(赤血球造血刺激因子製剤)で治療する。
✅ 正しい。エリスロポエチンは赤血球の産生を促すホルモンで、腎臓の傷害で分泌が減ると赤血球がつくられにくくなる。透析では腎臓のこの働きは補えないため、ESA(赤血球造血刺激因子製剤)で治療する。
2. 身体障害者手帳を取得できない。
❌ 誤り。正しくは、透析を要する腎機能障害は内部障害(じん臓機能障害)として身体障害者手帳の対象になる(身体障害者福祉法)。
❌ 誤り。正しくは、透析を要する腎機能障害は内部障害(じん臓機能障害)として身体障害者手帳の対象になる(身体障害者福祉法)。
3. 週に2回程度の通院が必要となる。
❌ 誤り。腹膜透析は自宅などで本人が透析液を交換する。正しくは、通院は月1〜2回程度で、週3回程度の通院が必要なのは血液透析である。
❌ 誤り。腹膜透析は自宅などで本人が透析液を交換する。正しくは、通院は月1〜2回程度で、週3回程度の通院が必要なのは血液透析である。
4. 透析導入後は運動制限が大きくなる。
❌ 誤り。状態が安定していれば運動は勧められる。正しくは、透析患者にも運動療法が推奨され、導入によって運動制限が大きくなるわけではない(日本腎臓リハビリテーション学会 腎臓リハビリテーションガイドライン)。
❌ 誤り。状態が安定していれば運動は勧められる。正しくは、透析患者にも運動療法が推奨され、導入によって運動制限が大きくなるわけではない(日本腎臓リハビリテーション学会 腎臓リハビリテーションガイドライン)。
5. 血液透析に比べて血圧変動が大きい。
❌ 誤り。正しくは、腹膜透析は毎日連続して少しずつ除水するため循環動態が安定し、短時間に大量の除水をする血液透析より血圧変動は小さい。
❌ 誤り。正しくは、腹膜透析は毎日連続して少しずつ除水するため循環動態が安定し、短時間に大量の除水をする血液透析より血圧変動は小さい。
【試験対策ポイント】
| 腹膜透析(PD) | 血液透析(HD) | |
|---|---|---|
| 場所 | 自宅など | 医療機関 |
| 通院 | 月1〜2回程度 | 週3回程度 |
| 除水 | 毎日・連続的 | 1回4時間程度・間欠的 |
| 血圧変動 | 小さい | 大きい(透析中の低血圧) |
| 特有の注意 | 腹膜炎・カテーテル出口部 | シャント肢の保護 |
腎性貧血はどちらでも起こる。
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