第50回 理学療法士国家試験 午前 第47問
臨床医学第50回午前
腹膜透析を継続している慢性腎不全患者について正しいのはどれか。\n1. 貧血を合併しやすい。\n2. 身体障害者手帳を取得できない。\n3. 週に2回程度の通院が必要となる。\n4. 透析導入後は運動制限が大きくなる。\n5. 血液透析に比べて血圧変動が大きい。
- 1. 貧血を合併しやすい。 ✓
- 2. 身体障害者手帳を取得できない。
- 3. 週に2回程度の通院が必要となる。
- 4. 透析導入後は運動制限が大きくなる。
- 5. 血液透析に比べて血圧変動が大きい。
正答:1番
解説
■ 正答:1番 — 貧血を合併しやすい。
慢性腎不全患者は腎臓でのエリスロポエチン産生低下により貧血を合併しやすく、腹膜透析でも血液透析でも同様に貧血は重要な合併症となります。
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【各選択肢の解説】
1. 貧血を合併しやすい。
✅ 正しい。腎不全では腎臓からのエリスロポエチン分泌が低下し、赤血球産生が減少するため貧血が高頻度で合併します。
2. 身体障害者手帳を取得できない。
❌ 誤り。透析患者は身体障害者手帳(内部障害)の取得対象であり、一定基準を満たせば取得可能です。
3. 週に2回程度の通院が必要となる。
❌ 誤り。腹膜透析は自動腹膜透析(APD)や連続携行式腹膜透析(CAPD)で在宅施行が可能で、通常は月1~2回の通院で足ります。血液透析が週3回程度の通院が必要な点との対比です。
4. 透析導入後は運動制限が大きくなる。
❌ 誤り。むしろ腹膜透析は自宅で施行でき、血液透析より運動制限が少ないという利点があります。
5. 血液透析に比べて血圧変動が大きい。
❌ 誤り。腹膜透析は徐々に水分除去が行われるため、血液透析より血圧変動が小さいという利点があります。
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【試験対策ポイント】
- 腎不全の貧血はエリスロポエチン産生低下が原因
- 腹膜透析は在宅施行可能で通院頻度が少ない
- 腹膜透析は血圧変動が小さく、運動自由度が高い利点がある