第50回 理学療法士国家試験 午前 第49問
理学療法治療学第50回午前
第50回 理学療法士国家試験 午前 第49問(理学療法治療学)の正答は 3 です。気管吸引は分泌物とともに気道内の空気も吸い出し、カテーテルで気道を刺激する。
問題
吸引操作の合併症として誤っているのはどれか。
- 1. 不整脈
- 2. 肺胞虚脱
- 3. 肺うっ血 ✓
- 4. 低酸素血症
- 5. 気管支攣縮
正答:3番
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この問題の正答率(PTカコモン利用者の実データ)
初回正答率 13%参考値
23人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、PTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
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解説
■ 正答:3番 — 肺うっ血
気管吸引は分泌物とともに気道内の空気も吸い出し、カテーテルで気道を刺激する。そのため低酸素血症・肺胞虚脱・不整脈・気管支攣縮が起こりうる。肺うっ血は心不全による肺循環の停滞で、吸引で起こる合併症ではない。
【各選択肢の解説】
1. 不整脈
✅ 正しい。吸引による低酸素や、気道刺激による迷走神経反射(徐脈)で不整脈が起こりうる。
✅ 正しい。吸引による低酸素や、気道刺激による迷走神経反射(徐脈)で不整脈が起こりうる。
2. 肺胞虚脱
✅ 正しい。陰圧で肺内の空気が吸い出され、肺胞がつぶれて無気肺(肺胞虚脱)を生じうる。
✅ 正しい。陰圧で肺内の空気が吸い出され、肺胞がつぶれて無気肺(肺胞虚脱)を生じうる。
3. 肺うっ血
❌ 誤り(=正答)。吸引は肺の血液の流れを停滞させる操作ではない。正しくは、肺うっ血は左心不全などで左心房・肺静脈の圧が上がり、肺に血液がたまって起こる。
❌ 誤り(=正答)。吸引は肺の血液の流れを停滞させる操作ではない。正しくは、肺うっ血は左心不全などで左心房・肺静脈の圧が上がり、肺に血液がたまって起こる。
4. 低酸素血症
✅ 正しい。吸引中は換気が途切れ、肺内の酸素を含む空気も吸い出されるため、SpO2が低下する。吸引前後の酸素化と吸引時間の短縮で防ぐ。
✅ 正しい。吸引中は換気が途切れ、肺内の酸素を含む空気も吸い出されるため、SpO2が低下する。吸引前後の酸素化と吸引時間の短縮で防ぐ。
5. 気管支攣縮
✅ 正しい。カテーテルが気道粘膜を機械的に刺激し、気道過敏のある患者では気管支攣縮を誘発しうる。
✅ 正しい。カテーテルが気道粘膜を機械的に刺激し、気道過敏のある患者では気管支攣縮を誘発しうる。
【試験対策ポイント】
- 気管吸引の合併症:低酸素血症・不整脈(徐脈)・無気肺・気管支攣縮・気道粘膜損傷・出血・感染・血圧変動
- 予防:1回の吸引は15秒以内、成人の吸引圧は最大20kPa(150mmHg)、前後の酸素化(日本呼吸療法医学会 気管吸引ガイドライン 2013)
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