PTカコモン理学療法士国家試験 過去問・解説

第50回 理学療法士国家試験 午前 第49問

理学療法治療学第50回午前

第50回 理学療法士国家試験 午前 第49問(理学療法治療学)の正答は 3 です。気管吸引は気道分泌物を陰圧で除去する手技で、低酸素血症・不整脈・無気肺(肺胞虚脱)・気管支攣縮・粘膜損傷などを合併します。

問題
吸引操作の合併症として誤っているのはどれか。
  1. 1. 不整脈
  2. 2. 肺胞虚脱
  3. 3. 肺うっ血
  4. 4. 低酸素血症
  5. 5. 気管支攣縮

正答:3番

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解説
■ 正答:3番 — 肺うっ血

気管吸引は気道分泌物を陰圧で除去する手技で、低酸素血症・不整脈・無気肺(肺胞虚脱)・気管支攣縮・粘膜損傷などを合併します。肺うっ血(心不全による肺循環のうっ滞)は吸引操作の直接の合併症ではありません。


【各選択肢の解説】

1. 不整脈
❌(合併症として正しい)。吸引による低酸素・迷走神経刺激で徐脈や不整脈が誘発されます。
2. 肺胞虚脱
❌(合併症として正しい)。吸引の陰圧で肺胞内ガスが吸い出され無気肺(肺胞虚脱)を生じることがあります。
3. 肺うっ血
✅ 正しい(これが誤りの選択肢=正答)。肺うっ血は左心不全などによる肺循環のうっ滞で、吸引操作で直接生じる合併症ではありません。
4. 低酸素血症
❌(合併症として正しい)。吸引中は酸素も同時に吸引され、SpO2が低下し低酸素血症をきたします。
5. 気管支攣縮
❌(合併症として正しい)。カテーテルの機械的刺激で気道過敏が誘発され気管支攣縮を起こすことがあります。

【試験対策ポイント】

気管吸引の合併症:低酸素血症・不整脈/徐脈(迷走神経反射)・無気肺/肺胞虚脱・気道粘膜損傷/出血・気管支攣縮・感染。安全対策=1回15秒以内・吸引前後の酸素化・適切な陰圧(成人約-150mmHg程度)。否定問題なので「直接の合併症でないもの=肺うっ血」を選ぶ。

✍️ この解説の作成・点検

ST-Toolbox編集部(リハビリテーション領域の国家資格を持つ現役専門職が運営)が、理学療法士領域の有資格者の知見と標準的な教科書・ガイドラインに基づいて作成・点検しています。解説の下書きにはAIを活用し、人が確認・点検したうえで公開しています。

それでも誤りが残ることがあります。「おかしいな」と思ったらお問い合わせから気軽に教えてください。確認のうえ修正し、皆さんと一緒に解説を育てていきます。

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