第50回 理学療法士国家試験 午前 第57問
解剖学第50回午前
平衡聴覚器の解剖について正しいのはどれか。2つ選べ。\n1. 耳管は咽頭に開口している。\n2. 鼓膜はキヌタ骨に接している。\n3. 内耳は側頭骨の錐体部内にある。\n4. 前庭は蝸牛と三半規管からなる。\n5. 中耳には聴覚と平衡覚をつかさどる感覚器がある。
- 1. 耳管は咽頭に開口している。 ✓
- 2. 鼓膜はキヌタ骨に接している。
- 3. 内耳は側頭骨の錐体部内にある。 ✓
- 4. 前庭は蝸牛と三半規管からなる。
- 5. 中耳には聴覚と平衡覚をつかさどる感覚器がある。
正答:1・3番
解説
■ 正答:1番、3番
耳管は咽頭(中咽頭)に開口し、中耳と咽頭を結んでいます。内耳は側頭骨の錐体部内に存在し、蝸牛と三半規管から構成されています。
---
【各選択肢の解説】
1. 耳管は咽頭に開口している。
✅ 正しい。耳管(ユーステキウス管)は中耳と咽頭を結び、中咽頭に開口して中耳の気圧調整を行います。
2. 鼓膜はキヌタ骨に接している。
❌ 誤り。鼓膜はツチ骨の柄に接しており、キヌタ骨ではなくツチ骨と連結しています。
3. 内耳は側頭骨の錐体部内にある。
✅ 正しい。内耳全体(蝸牛、前庭、三半規管)は側頭骨の錐体部に位置する骨迷路内に存在します。
4. 前庭は蝸牛と三半規管からなる。
❌ 誤り。前庭は内耳の一部であり、蝸牛と三半規管とともに内耳を構成します。前庭自体が蝸牛と三半規管からなるわけではありません。
5. 中耳には聴覚と平衡覚をつかさどる感覚器がある。
❌ 誤り。聴覚と平衡覚の感覚器は内耳にあります。中耳には聴小骨があり、音波を伝導するのみです。
---
【試験対策ポイント】
- 中耳:聴小骨(ツチ・キヌタ・アブミ骨)、感覚器なし
- 内耳:蝸牛(聴覚)、三半規管と前庭(平衡覚)
- 耳管:咽頭と中耳をつなぐ