第50回 理学療法士国家試験 午前 第70問
運動学第50回午前
第50回 理学療法士国家試験 午前 第70問(運動学)の正答は 4 です。肩甲下筋は肩甲骨の前面(肩甲下窩)から上腕骨の小結節に付く回旋筋腱板の筋で、上腕骨頭を前から内側へ回す。
問題
基本肢位からの肩関節の運動で正しいのはどれか。
- 1. 広背筋は屈曲に作用する。
- 2. 棘上筋は内転に作用する。
- 3. 大円筋は外旋に作用する。
- 4. 肩甲下筋は内旋に作用する。 ✓
- 5. 棘下筋は水平屈曲に作用する。
正答:4番
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解説
■ 正答:4番 — 肩甲下筋は内旋に作用する
肩甲下筋は肩甲骨の前面(肩甲下窩)から上腕骨の小結節に付く回旋筋腱板の筋で、上腕骨頭を前から内側へ回す。腱板の4筋の中で内旋に働くのは肩甲下筋だけである。
【各選択肢の解説】
1. 広背筋は屈曲に作用する。
❌ 誤り。正しくは、広背筋は肩関節の伸展・内転・内旋に作用する。屈曲には三角筋前部・大胸筋(鎖骨部)・烏口腕筋が働く。
❌ 誤り。正しくは、広背筋は肩関節の伸展・内転・内旋に作用する。屈曲には三角筋前部・大胸筋(鎖骨部)・烏口腕筋が働く。
2. 棘上筋は内転に作用する。
❌ 誤り。正しくは、棘上筋は上腕骨の大結節に付き、三角筋とともに肩関節の外転に作用する。
❌ 誤り。正しくは、棘上筋は上腕骨の大結節に付き、三角筋とともに肩関節の外転に作用する。
3. 大円筋は外旋に作用する。
❌ 誤り。正しくは、大円筋は上腕骨の小結節稜に付き、広背筋と同じく肩関節の内旋・内転・伸展に作用する。
❌ 誤り。正しくは、大円筋は上腕骨の小結節稜に付き、広背筋と同じく肩関節の内旋・内転・伸展に作用する。
4. 肩甲下筋は内旋に作用する。
✅ 正しい。小結節に停止するため、収縮すると上腕骨頭が前方から引かれて内旋する。
✅ 正しい。小結節に停止するため、収縮すると上腕骨頭が前方から引かれて内旋する。
5. 棘下筋は水平屈曲に作用する。
❌ 誤り。正しくは、棘下筋は大結節の後方に付き、小円筋とともに肩関節の外旋に作用する。水平屈曲には大胸筋・三角筋前部が働く。
❌ 誤り。正しくは、棘下筋は大結節の後方に付き、小円筋とともに肩関節の外旋に作用する。水平屈曲には大胸筋・三角筋前部が働く。
【試験対策ポイント】
| 回旋筋腱板 | 停止 | 主な作用 |
|---|---|---|
| 棘上筋 | 大結節 | 外転 |
| 棘下筋 | 大結節 | 外旋 |
| 小円筋 | 大結節 | 外旋 |
| 肩甲下筋 | 小結節 | 内旋 |
大結節に付く筋は外転・外旋、小結節に付く筋は内旋と覚える。
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