第50回 理学療法士国家試験 午前 第73問
運動学第50回午前
足部の運動で正しいのはどれか。2つ選べ。\n1. 第三腓骨筋は内がえしに作用する。\n2. 長母指伸筋は外がえしに作用する。\n3. 長腓骨筋は横アーチの維持に作用する。\n4. 長指屈筋は内側縦アーチの維持に作用する。\n5. 後脛骨筋は外側縦アーチの維持に作用する。
- 1. 第三腓骨筋は内がえしに作用する。
- 2. 長母指伸筋は外がえしに作用する。
- 3. 長腓骨筋は横アーチの維持に作用する。 ✓
- 4. 長指屈筋は内側縦アーチの維持に作用する。 ✓
- 5. 後脛骨筋は外側縦アーチの維持に作用する。
正答:3・4番
解説
■ 正答:3番、4番 — 長腓骨筋は横アーチの維持に作用する。長指屈筋は内側縦アーチの維持に作用する。
足部のアーチ構造維持と各筋肉の作用を正確に理解することが重要な問題です。3番と4番は足部の静力学的安定性を担う主要な筋肉の機能を正しく述べています。
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【各選択肢の解説】
1. 第三腓骨筋は内がえしに作用する。
❌ 誤り。第三腓骨筋は外がえし(足の外反)に作用します。腓骨神経支配で足関節の前外側に位置し、外反・背屈の作用を持ちます。
2. 長母指伸筋は外がえしに作用する。
❌ 誤り。長母指伸筋は母指MP・IP関節の伸展が主作用で、足部の内がえしに補助的に作用します。外がえしへの作用はありません。
3. 長腓骨筋は横アーチの維持に作用する。
✅ 正しい。長腓骨筋は足底を走行し、第1中足骨基部に停止することで、足部の横アーチ(中足骨頭部の横断面でのアーチ)を直接支持・維持する重要な筋肉です。
4. 長指屈筋は内側縦アーチの維持に作用する。
✅ 正しい。長指屈筋は足底内側を走行し、足指の屈曲時に足底腱膜と協調して内側縦アーチ(土踏まず)の支持と維持に直接作用します。
5. 後脛骨筋は外側縦アーチの維持に作用する。
❌ 誤り。後脛骨筋は内側縦アーチの維持に作用します。足部内側を走行し、内がえし・底屈時に足底腱膜を緊張させアーチを支持します。
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【試験対策ポイント】
• 足部アーチ:内側縦アーチ(後脛骨筋・長指屈筋)、外側縦アーチ(短腓骨筋)、横アーチ(長腓骨筋)で区分
• 腓骨筋群:長腓骨筋は外反・底屈、短腓骨筋は外反、第三腓骨筋は外反・背屈
• 足部内在筋と足底腱膜の協調がアーチ支持の基本