第50回 理学療法士国家試験 午前 第74問
運動学第50回午前
第50回 理学療法士国家試験 午前 第74問(運動学)の正答は 3 です。Saundersらは、歩行中の重心の上下・左右の動きを小さくする仕組みを6つの決定因子にまとめた(Saunders, Inman, Eberhart 1953)。
問題
正常歩行時の重心移動幅の減少への関与が小さいのはどれか。
- 1. 骨盤傾斜
- 2. 二重膝作用
- 3. 膝関節の回旋 ✓
- 4. 骨盤の回旋運動
- 5. 骨盤の側方移動
正答:3番
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この問題の正答率(PTカコモン利用者の実データ)
初回正答率 53.1%標準
32人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、PTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
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解説
■ 正答:3番 — 膝関節の回旋
Saundersらは、歩行中の重心の上下・左右の動きを小さくする仕組みを6つの決定因子にまとめた(Saunders, Inman, Eberhart 1953)。膝関節の回旋はこの中に含まれない。
【各選択肢の解説】
1. 骨盤傾斜
❌ 誤り。正しくは、遊脚側の骨盤が下がる傾斜は、立脚中期に最も高くなる重心の頂点を下げ、上下の動きを小さくする決定因子である。
❌ 誤り。正しくは、遊脚側の骨盤が下がる傾斜は、立脚中期に最も高くなる重心の頂点を下げ、上下の動きを小さくする決定因子である。
2. 二重膝作用
❌ 誤り。正しくは、立脚期の膝が踵接地後に軽く屈曲し再び伸展する二重膝作用は、重心の上下の動きを小さくする決定因子である。
❌ 誤り。正しくは、立脚期の膝が踵接地後に軽く屈曲し再び伸展する二重膝作用は、重心の上下の動きを小さくする決定因子である。
3. 膝関節の回旋
✅ 正しい(=正答)。決定因子に挙げられる膝の動きは矢状面の屈曲・伸展で、膝の回旋は重心の移動幅を小さくする仕組みとしては扱われない。
✅ 正しい(=正答)。決定因子に挙げられる膝の動きは矢状面の屈曲・伸展で、膝の回旋は重心の移動幅を小さくする仕組みとしては扱われない。
4. 骨盤の回旋運動
❌ 誤り。正しくは、骨盤が水平面で回旋すると同じ歩幅でも下肢を大きく開かずに済み、重心が最も低くなる両脚支持期の落ち込みを浅くする決定因子である。
❌ 誤り。正しくは、骨盤が水平面で回旋すると同じ歩幅でも下肢を大きく開かずに済み、重心が最も低くなる両脚支持期の落ち込みを浅くする決定因子である。
5. 骨盤の側方移動
❌ 誤り。正しくは、骨盤が立脚側へ移る側方移動は、膝の生理的外反(大腿骨の傾き)と組み合わさって両足の間隔を狭め、重心の左右の動きを小さくする決定因子である。
❌ 誤り。正しくは、骨盤が立脚側へ移る側方移動は、膝の生理的外反(大腿骨の傾き)と組み合わさって両足の間隔を狭め、重心の左右の動きを小さくする決定因子である。
【試験対策ポイント】
歩行の6つの決定因子(Saunders 1953)
1. 骨盤の回旋
2. 骨盤の傾斜
3. 立脚期の膝屈曲(二重膝作用)
4. 足関節と足部の運動
5. 膝と足関節の連動
6. 骨盤の側方移動
「回旋」は骨盤なら決定因子、膝なら含まれない。
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