PTカコモン — 理学療法士国家試験 過去問・解説

第50回 理学療法士国家試験 午前 第74問

運動学第50回午前
正常歩行時の重心移動幅の減少への関与が小さいのはどれか。\n1. 骨盤傾斜\n2. 二重膝作用\n3. 膝関節の回旋\n4. 骨盤の回旋運動\n5. 骨盤の側方移動
  1. 1. 骨盤傾斜
  2. 2. 二重膝作用
  3. 3. 膝関節の回旋 ✓
  4. 4. 骨盤の回旋運動
  5. 5. 骨盤の側方移動

正答:3番

解説
■ 正答:3番 — 膝関節の回旋 正常歩行において重心移動幅を減少させるメカニズムは、骨盤の運動が中心です。膝関節の回旋は歩行周期中に大きな役割を果たさず、重心移動幅の減少への関与が最小限であるため正解です。 --- 【各選択肢の解説】 1. 骨盤傾斜 ✅ 正しい。骨盤が前額面内で傾斜することで、遊脚側の骨盤が低下し、重心の上下動を軽減します。 2. 二重膝作用 ✅ 正しい。立脚相初期と終期の膝関節屈曲により、重心の上下動(垂直変位)を最小化する重要な機構です。 3. 膝関節の回旋 ❌ 誤り。膝関節の回旋運動は歩行中の重心移動幅の減少にほとんど関与しません。 4. 骨盤の回旋運動 ✅ 正しい。骨盤が横軸周りに回旋することで、下肢の有効長を増加させ、重心の前後方向移動を軽減します。 5. 骨盤の側方移動 ✅ 正しい。骨盤が側方に移動することで、遊脚側の下肢長を相対的に短縮させ、重心の上下動を減少させます。 --- 【試験対策ポイント】 • 正常歩行の6つの重心安定化機構:骨盤傾斜、骨盤回旋、膝関節屈曲、足関節・足部機能、二重膝作用、側方移動 • 膝関節回旋は歩行の安定性向上に寄与するが、重心移動幅減少とは関連性が薄い • 骨盤運動は重心の上下動・側方動を最小化する最重要因子
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