第50回 理学療法士国家試験 午前 第74問
運動学第50回午前
第50回 理学療法士国家試験 午前 第74問(運動学)の正答は 3 です。正常歩行で重心の上下・左右移動を最小化する機構(歩行の決定因子)には骨盤の回旋・傾斜・側方移動、膝の屈曲(立脚期)、足部と膝の連動などがありますが、膝関節の回旋(軸回旋)は重心移動幅の減少への関与が小さく、これが正答です。
問題
正常歩行時の重心移動幅の減少への関与が小さいのはどれか。
- 1. 骨盤傾斜
- 2. 二重膝作用
- 3. 膝関節の回旋 ✓
- 4. 骨盤の回旋運動
- 5. 骨盤の側方移動
正答:3番
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この問題の正答率(PTカコモン利用者の実データ)
初回正答率 45.5%参考値
11人の初回解答から算出(2026年7月28日時点)。母数が少ないため参考値です
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、PTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
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解説
■ 正答:3番 — 膝関節の回旋
正常歩行で重心の上下・左右移動を最小化する機構(歩行の決定因子)には骨盤の回旋・傾斜・側方移動、膝の屈曲(立脚期)、足部と膝の連動などがありますが、膝関節の回旋(軸回旋)は重心移動幅の減少への関与が小さく、これが正答です。
【各選択肢の解説】
1. 骨盤傾斜
✅ 正しい(関与する)。立脚側を支点に遊脚側骨盤が下制する傾斜は、重心の上下動を抑える決定因子です。
✅ 正しい(関与する)。立脚側を支点に遊脚側骨盤が下制する傾斜は、重心の上下動を抑える決定因子です。
2. 二重膝作用
✅ 正しい(関与する)。立脚期の踵接地後と立脚終期に膝が2回屈伸する二重膝作用は、重心の上下動を平滑化します。
✅ 正しい(関与する)。立脚期の踵接地後と立脚終期に膝が2回屈伸する二重膝作用は、重心の上下動を平滑化します。
3. 膝関節の回旋
❌ 誤り(=設問の答え)。膝の回旋(下腿の軸回旋)は重心移動幅の減少への寄与が小さく、歩行の決定因子として主要ではありません。
❌ 誤り(=設問の答え)。膝の回旋(下腿の軸回旋)は重心移動幅の減少への寄与が小さく、歩行の決定因子として主要ではありません。
4. 骨盤の回旋運動
✅ 正しい(関与する)。骨盤の水平面回旋(前方回旋)は歩幅を伸ばし、重心の上下動を減らす決定因子です。
✅ 正しい(関与する)。骨盤の水平面回旋(前方回旋)は歩幅を伸ばし、重心の上下動を減らす決定因子です。
5. 骨盤の側方移動
✅ 正しい(関与する)。立脚側への骨盤側方移動は重心の左右動を抑え、エネルギー効率を高めます。
✅ 正しい(関与する)。立脚側への骨盤側方移動は重心の左右動を抑え、エネルギー効率を高めます。
【試験対策ポイント】
歩行の決定因子(Saundersの6要素)は頻出。①骨盤の回旋、②骨盤の傾斜(側方下制)、③立脚期の膝屈曲、④足関節の運動、⑤膝と足部の連動、⑥骨盤の側方移動。これらが重心の上下・左右移動を抑えエネルギー消費を最小化します。「膝の回旋」は決定因子に含まれない点が引っかけです。正常歩行の重心移動は上下・左右ともに約4〜5cm程度です。
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