PTカコモン理学療法士国家試験 過去問・解説

第50回 理学療法士国家試験 午前 第76問

生理学第50回午前

第50回 理学療法士国家試験 午前 第76問(生理学)の正答は 3 です。左冠動脈の血流は主に拡張期に流れる。

問題
冠血流を減少させる要因はどれか。
  1. 1. 収縮期血圧の低下
  2. 2. 心拍数の低下
  3. 3. 大動脈弁狭窄 ✓
  4. 4. 心房中隔欠損
  5. 5. 僧帽弁狭窄

正答:3番

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この問題の正答率(PTカコモン利用者の実データ)

初回正答率 39.3%参考値

28人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です

同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、PTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。

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解説
■ 正答:3番 — 大動脈弁狭窄

左冠動脈の血流は主に拡張期に流れる。大動脈弁狭窄では左室の圧が高くなり左室が肥大するため、心筋内の冠血管が圧迫され、拡張期も短くなって冠血流が減少しやすい。


【各選択肢の解説】

1. 収縮期血圧の低下
❌ 誤り。冠血流を押し出す圧として効くのは主に拡張期の大動脈圧である。正しくは、冠血流を減らす要因は拡張期血圧の低下や頻脈による拡張期の短縮である。
2. 心拍数の低下
❌ 誤り。心拍数が下がると拡張期が長くなり、冠動脈に血液が流れる時間が増える。正しくは、冠血流を減らすのは心拍数の増加(拡張期の短縮)である。
3. 大動脈弁狭窄
✅ 正しい(=正答)。狭い弁を通して駆出するため左室内圧が上がり、左室が肥大する。高い壁内圧で心筋内の冠血管(特に心内膜下)が圧迫され、駆出に時間がかかる分だけ拡張期も短くなる。肥大で心筋の酸素需要は増えるため、狭心痛を起こしやすい。
4. 心房中隔欠損
❌ 誤り。正しくは、心房中隔欠損は左房から右房への短絡で右心系の容量負荷と肺血流の増加を起こす疾患で、冠血流を減らす要因には挙げられない。
5. 僧帽弁狭窄
❌ 誤り。正しくは、僧帽弁狭窄は左房から左室への流入が妨げられ、左房圧の上昇・肺うっ血を起こす疾患で、冠血流を減らす要因には挙げられない。

【試験対策ポイント】

要因冠血流理由
頻脈減少拡張期が短くなる
徐脈増加方向拡張期が長くなる
拡張期血圧の低下減少冠灌流圧が下がる
大動脈弁狭窄減少左室肥大・壁内圧上昇・拡張期短縮

大動脈弁狭窄の三徴は狭心痛・失神・心不全。

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