PTカコモン理学療法士国家試験 過去問・解説

第50回 理学療法士国家試験 午前 第87問

臨床医学第50回午前

第50回 理学療法士国家試験 午前 第87問(臨床医学)の正答は 5 です。痙縮は上位運動ニューロン(錐体路)の障害で生じる。

問題
痙縮を生じにくい疾患はどれか。
  1. 1. 脳梗塞
  2. 2. 外傷性脳損傷
  3. 3. 中心性頸髄損傷
  4. 4. 胸椎黄色靱帯骨化症
  5. 5. 腰椎椎間板ヘルニア ✓

正答:5番

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この問題の正答率(PTカコモン利用者の実データ)

初回正答率 42.9%参考値

14人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です

同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、PTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。

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解説
■ 正答:5番 — 腰椎椎間板ヘルニア

痙縮は上位運動ニューロン(錐体路)の障害で生じる。腰椎椎間板ヘルニアは神経根・馬尾(下位運動ニューロン)の圧迫であり、痙縮は生じにくい。


【各選択肢の解説】

1. 脳梗塞
❌ 痙縮を生じる。正しくは、錐体路が障害されると麻痺側に痙縮が生じる。
2. 外傷性脳損傷
❌ 痙縮を生じる。正しくは、脳の上位運動ニューロンが障害され痙縮が生じる。
3. 中心性頸髄損傷
❌ 痙縮を生じる。正しくは、頸髄内の錐体路が障害され、損傷高位より下に痙縮が生じる。
4. 胸椎黄色靱帯骨化症
❌ 痙縮を生じる。正しくは、胸髄が圧迫される脊髄症で、下肢に痙縮(痙性麻痺)が生じる。
5. 腰椎椎間板ヘルニア
✅ 痙縮を生じにくい(=正答)。脊髄は成人では多くが第1〜2腰椎の高さで終わるため、腰椎の高さで圧迫されるのは神経根・馬尾である。下位運動ニューロンの障害なので、筋力低下・腱反射低下(弛緩性)となり痙縮は出ない。

【試験対策ポイント】

障害部位筋緊張腱反射病的反射
上位運動ニューロン(脳・脊髄)亢進(痙縮)亢進陽性
下位運動ニューロン(前角・神経根・末梢神経)低下低下〜消失陰性

「腰椎の高さ=脊髄でなく神経根・馬尾」が解く軸。

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