PTカコモン理学療法士国家試験 過去問・解説

第50回 理学療法士国家試験 午前 第91問

臨床医学第50回午前

第50回 理学療法士国家試験 午前 第91問(臨床医学)の正答は 3 です。クレアチニンは腎機能(糸球体濾過量)の指標で、心筋の壊死では上昇しない。

問題
急性心筋梗塞の発症後の血液検査所見でないのはどれか。
  1. 1. 白血球数増加
  2. 2. トロポニンⅠ上昇
  3. 3. クレアチニン上昇 ✓
  4. 4. 乳酸脱水素酵素(LD)上昇
  5. 5. クレアチンキナーゼ(CK)上昇

正答:3番

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この問題の正答率(PTカコモン利用者の実データ)

初回正答率 36.4%難問

33人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)

同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、PTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。

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解説
■ 正答:3番 — クレアチニン上昇

クレアチニンは腎機能(糸球体濾過量)の指標で、心筋の壊死では上昇しない。急性心筋梗塞では心筋から漏れ出る物質と炎症反応の値が上がる。


【各選択肢の解説】

1. 白血球数増加
❌ 所見でないとはいえない。正しくは、心筋壊死に伴う炎症反応として発症後早期に白血球が増加する。
2. トロポニンⅠ上昇
❌ 所見でないとはいえない。正しくは、心筋に特異的な蛋白で、心筋傷害の診断に最も有用なマーカーとして上昇する。
3. クレアチニン上昇
✅ 所見でない(=正答)。クレアチニンは筋のクレアチンの代謝産物で、血中濃度は腎臓からの排泄量で決まるため、腎機能低下で上昇する。心不全やショックで腎機能が落ちれば二次的に上がりうるが、梗塞そのものの所見ではない。
4. 乳酸脱水素酵素(LD)上昇
❌ 所見でないとはいえない。正しくは、心筋から逸脱して遅れて上昇し、長く高値が続く。
5. クレアチンキナーゼ(CK)上昇
❌ 所見でないとはいえない。正しくは、心筋逸脱酵素として上昇する。心筋型のCK-MBが心筋傷害を反映する。

【試験対策ポイント】

  • 上昇の早い順のおおよその目安:白血球 → CK → AST → LD
  • トロポニンは数時間で上がり、長く残る
  • ひっかけ:クレアチニン(腎機能)とクレアチンキナーゼ(筋・心筋の酵素)は名前が似ているが別物
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