第50回 理学療法士国家試験 午前 第92問
臨床医学第50回午前
筋強直性ジストロフィーにみられるのはどれか。2つ選べ。\n1. 瘙縮\n2. 下垂足\n3. 斧状顔貌\n4. ジストニア\n5. 有痛性けいれん
- 1. 瘙縮
- 2. 下垂足 ✓
- 3. 斧状顔貌 ✓
- 4. ジストニア
- 5. 有痛性けいれん
正答:2・3番
解説
■ 正答:2番、3番 — 下垂足、斧状顔貌
筋強直性ジストロフィーは前頭葉型認知症や内分泌異常を伴う多臓器疾患で、特徴的な顔貌と下肢の筋力低下を呈する疾患です。斧状顔貌(長い顔、側頭部の萎縮)と下垂足(前脛骨筋の萎縮による)が典型的な身体徴候として認められます。
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【各選択肢の解説】
1. 瘙縮
❌ 誤り。瘙縮(こむら返り)は筋強直性ジストロフィーではなく、通常の筋けいれん疾患で見られます。本疾患では筋強直(myotonia)が特徴であり瘙縮ではありません。
2. 下垂足
✅ 正しい。前脛骨筋や腓骨筋の萎縮により下垂足が生じ、患者は特徴的な高い歩行をします。筋強直性ジストロフィーの典型的な神経学的徴候です。
3. 斧状顔貌
✅ 正しい。側頭部の筋萎縮、咬筋の萎縮、長い顔貌が特徴的です。眼瞼下垂を伴うことも多く、本疾患の診断的特徴とされています。
4. ジストニア
❌ 誤り。ジストニア(持続的で不随意の筋収縮)は本疾患の主要症状ではありません。本疾患の神経学的異常は筋強直と筋萎縮が中心です。
5. 有痛性けいれん
❌ 誤り。筋強直性ジストロフィーでは有痛性けいれんは特徴的ではなく、むしろ無痛性の筋強直が問題となります。
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【試験対策ポイント】
・斧状顔貌:側頭部萎縮+眼瞼下垂+長い顔貌
・下垂足:前脛骨筋萎縮による特徴的な歩行障害
・筋強直:cold stiffnessで増悪する無痛性の筋硬直