第50回 理学療法士国家試験 午前 第97問
臨床心理学第50回午前
第50回 理学療法士国家試験 午前 第97問(臨床心理学)の正答は 4 です。壁を凝視して動かない(昏迷)、挙上させた上肢の姿勢をそのまま保つ(カタレプシー)は、緊張病症候群(カタトニア)の徴候である。
問題
統合失調症で通院中の女性が壁を凝視したまま動かない。両上肢を挙上させるとそのままの姿勢をとり続けた。考えられるのはどれか。
- 1. アカシジア
- 2. 悪性症候群
- 3. 急性ジストニア
- 4. 緊張病症候群 ✓
- 5. 薬剤性パーキンソニズム
正答:4番
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この問題の正答率(PTカコモン利用者の実データ)
初回正答率 41.7%参考値
24人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、PTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
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解説
■ 正答:4番 — 緊張病症候群
壁を凝視して動かない(昏迷)、挙上させた上肢の姿勢をそのまま保つ(カタレプシー)は、緊張病症候群(カタトニア)の徴候である。
【各選択肢の解説】
1. アカシジア
❌ 誤り。正しくは、抗精神病薬の副作用で、じっとしていられず歩き回る・足踏みする静坐不能である。動かない本例とは逆である。
❌ 誤り。正しくは、抗精神病薬の副作用で、じっとしていられず歩き回る・足踏みする静坐不能である。動かない本例とは逆である。
2. 悪性症候群
❌ 誤り。正しくは、抗精神病薬による重篤な副作用で、高熱・筋強剛・意識障害・発汗などの自律神経症状・CK上昇を示す。
❌ 誤り。正しくは、抗精神病薬による重篤な副作用で、高熱・筋強剛・意識障害・発汗などの自律神経症状・CK上昇を示す。
3. 急性ジストニア
❌ 誤り。正しくは、抗精神病薬の投与早期に、眼球上転・頸部の捻転・舌の突出などの異常姿勢が筋の不随意な収縮で起こる。
❌ 誤り。正しくは、抗精神病薬の投与早期に、眼球上転・頸部の捻転・舌の突出などの異常姿勢が筋の不随意な収縮で起こる。
4. 緊張病症候群
✅ 正しい。意志の発動が障害された状態で、他者にとらされた姿勢を自分から戻さず保ち続ける(カタレプシー)。統合失調症などでみられる。
✅ 正しい。意志の発動が障害された状態で、他者にとらされた姿勢を自分から戻さず保ち続ける(カタレプシー)。統合失調症などでみられる。
5. 薬剤性パーキンソニズム
❌ 誤り。正しくは、抗精神病薬のドパミン遮断による振戦・筋強剛・無動・小刻み歩行である。
❌ 誤り。正しくは、抗精神病薬のドパミン遮断による振戦・筋強剛・無動・小刻み歩行である。
【試験対策ポイント】
| 状態 | 主な所見 |
|---|---|
| 緊張病症候群 | 昏迷・カタレプシー・拒絶症・常同症・反響言語 |
| アカシジア | じっとしていられない |
| 急性ジストニア | 眼球上転・頸部の捻転 |
| 薬剤性パーキンソニズム | 振戦・筋強剛・無動 |
| 悪性症候群 | 高熱・筋強剛・CK上昇 |
カタレプシー=とらされた姿勢を保ち続けること。
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