第50回 理学療法士国家試験 午前 第98問
臨床心理学第50回午前
第50回 理学療法士国家試験 午前 第98問(臨床心理学)の正答は 2 です。双極性障害の治療の中心は、炭酸リチウム・バルプロ酸などの気分安定薬である。
問題
双極性障害について正しいのはどれか。
- 1. 発症率は女性が2倍多い。
- 2. 気分安定薬が用いられる。 ✓
- 3. Ⅱ型では重度の躁状態がみられる。
- 4. 単極性うつ病より遺伝的素因が少ない。
- 5. 同一個人では躁病相の回数はうつ病相の回数より多い。
正答:2番
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この問題の正答率(PTカコモン利用者の実データ)
初回正答率 16.7%参考値
24人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、PTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
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解説
■ 正答:2番 — 気分安定薬が用いられる。
双極性障害の治療の中心は、炭酸リチウム・バルプロ酸などの気分安定薬である。躁とうつの病相を抑え、再発を予防する。
【各選択肢の解説】
1. 発症率は女性が2倍多い。
❌ 誤り。女性に約2倍多いのはうつ病(単極性)である。正しくは、双極性障害の発症率は男女でほぼ同じである。
❌ 誤り。女性に約2倍多いのはうつ病(単極性)である。正しくは、双極性障害の発症率は男女でほぼ同じである。
2. 気分安定薬が用いられる。
✅ 正しい。双極性障害は躁とうつの両方の病相を繰り返すため、片方だけを抑える薬でなく、両方の波を抑えて再発を防ぐ気分安定薬が基本になる。抗うつ薬の単独使用は躁転のおそれがあり避ける。
✅ 正しい。双極性障害は躁とうつの両方の病相を繰り返すため、片方だけを抑える薬でなく、両方の波を抑えて再発を防ぐ気分安定薬が基本になる。抗うつ薬の単独使用は躁転のおそれがあり避ける。
3. Ⅱ型では重度の躁状態がみられる。
❌ 誤り。重度の躁病エピソードがあるのはⅠ型である。正しくは、Ⅱ型は軽躁病エピソードと抑うつエピソードからなる(DSM-5)。
❌ 誤り。重度の躁病エピソードがあるのはⅠ型である。正しくは、Ⅱ型は軽躁病エピソードと抑うつエピソードからなる(DSM-5)。
4. 単極性うつ病より遺伝的素因が少ない。
❌ 誤り。正しくは、双極性障害は単極性うつ病より遺伝的素因が強い。
❌ 誤り。正しくは、双極性障害は単極性うつ病より遺伝的素因が強い。
5. 同一個人では躁病相の回数はうつ病相の回数より多い。
❌ 誤り。正しくは、経過の中ではうつ病相の方が多く・長いことが多い。
❌ 誤り。正しくは、経過の中ではうつ病相の方が多く・長いことが多い。
【試験対策ポイント】
| 項目 | 双極性障害 | うつ病(単極性) |
|---|---|---|
| 男女比 | ほぼ同じ | 女性に約2倍 |
| 遺伝的素因 | 強い | 双極性より弱い |
| 薬物療法 | 気分安定薬 | 抗うつ薬 |
Ⅰ型=躁病エピソード、Ⅱ型=軽躁病エピソード+抑うつエピソード。
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