第50回 理学療法士国家試験 午前 第99問
臨床心理学第50回午前
第50回 理学療法士国家試験 午前 第99問(臨床心理学)の正答は 2 です。強迫行為は、本人が不合理だと分かっていながら、不安を打ち消すために自分でやめられずに繰り返す行為である。
問題
強迫性障害について誤っているのはどれか。
- 1. 曝露反応妨害法が用いられる。
- 2. 強迫行為はさせられ体験による。 ✓
- 3. 対称性へのこだわりがみられる。
- 4. 不合理な観念が繰り返し浮かぶ。
- 5. 選択的セロトニン再取り込み阻害薬が用いられる。
正答:2番
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この問題の正答率(PTカコモン利用者の実データ)
初回正答率 29.6%参考値
27人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、PTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
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解説
■ 正答:2番 — 強迫行為はさせられ体験による。
強迫行為は、本人が不合理だと分かっていながら、不安を打ち消すために自分でやめられずに繰り返す行為である。他者にさせられていると感じる「させられ体験」は統合失調症の症状で、この記述が誤り。
【各選択肢の解説】
1. 曝露反応妨害法が用いられる。
✅ 正しい。不安を起こす刺激にあえて向き合い、強迫行為をしないで不安が下がるのを体験させる曝露反応妨害法は中心的な行動療法である。
✅ 正しい。不安を起こす刺激にあえて向き合い、強迫行為をしないで不安が下がるのを体験させる曝露反応妨害法は中心的な行動療法である。
2. 強迫行為はさせられ体験による。
❌ 誤り(=正答)。させられ体験(作為体験)は自分の行為が他者に操られていると感じる症状で、統合失調症でみられる。正しくは、強迫行為は不合理と自覚しつつ自分の意思でやめられずに行う行為である。
❌ 誤り(=正答)。させられ体験(作為体験)は自分の行為が他者に操られていると感じる症状で、統合失調症でみられる。正しくは、強迫行為は不合理と自覚しつつ自分の意思でやめられずに行う行為である。
3. 対称性へのこだわりがみられる。
✅ 正しい。左右対称・順序・正確さへのこだわりは強迫症状の一つである。
✅ 正しい。左右対称・順序・正確さへのこだわりは強迫症状の一つである。
4. 不合理な観念が繰り返し浮かぶ。
✅ 正しい。不合理と分かっていても繰り返し浮かぶ考えが強迫観念である。
✅ 正しい。不合理と分かっていても繰り返し浮かぶ考えが強迫観念である。
5. 選択的セロトニン再取り込み阻害薬が用いられる。
✅ 正しい。SSRIは強迫性障害の薬物療法の中心である。
✅ 正しい。SSRIは強迫性障害の薬物療法の中心である。
【試験対策ポイント】
| 項目 | 強迫性障害 | 統合失調症 |
|---|---|---|
| 考え・行為の持ち主 | 自分のもの(不合理と自覚) | 他者に操られる(させられ体験) |
| 治療 | SSRI+曝露反応妨害法 | 抗精神病薬 |
ひっかけは、統合失調症の症状(させられ体験)を強迫の説明に入れる形。
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