PTカコモン理学療法士国家試験 過去問・解説

第50回 理学療法士国家試験 午後 第7問

理学療法治療学第50回午後

第50回 理学療法士国家試験 午後 第7問(理学療法治療学)の正答は 1 です。図の選択肢のうち1は白黒の市松模様(チェッカー柄)です。

問題
50歳の男性。Parkinson病。発症後5年を経過し、すくみ足が出現してきている。自宅で転倒が頻回に生じている。転倒予防として自宅の廊下に模様を入れる際に効果的な図柄はどれか。
第50回午後第7問 図
  1. 1. 市松模様(チェッカー柄)
  2. 2. 縦線2本(細い)
  3. 3. 縦線3本(太い)
  4. 4. 逆三角形(先細り)
  5. 5. 横帯(太い)

正答:1番

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解説
■ 正答:1番 — 市松模様(チェッカー柄)

図の選択肢のうち1は白黒の市松模様(チェッカー柄)です。Parkinson病のすくみ足には、進行方向に対し横方向の視覚的手がかり(横縞・床のライン)が有効で、市松模様は規則的な横方向のパターンを足元に与えてすくみを軽減します。


【各選択肢の解説】

1. 市松模様(チェッカー柄)
✅ 正しい。規則的な格子(横方向のエッジ)が視覚的手がかり(cue)となり、一歩ごとの踏み出しを誘導してすくみ足を軽減します。
2. 縦線2本(細い)
❌ 誤り。進行方向に平行な縦線は歩行方向の手がかりにならず、すくみ足の軽減効果は乏しいです。
3. 縦線3本(太い)
❌ 誤り。縦方向の線は横切る手がかりを与えないため、踏み出しの誘導には不適です。
4. 逆三角形(先細り)
❌ 誤り。一定間隔の横方向手がかりにならず、規則的なリズムを与えにくいため効果が低いです。
5. 横帯(太い)
❌ 誤り。横方向ではありますが幅広の単一帯では一歩ごとの目印になりにくく、連続した踏み出しの手がかりとしては市松模様に劣ります。

【試験対策ポイント】

Parkinson病のすくみ足対策=視覚・聴覚キュー(cue)の活用が鉄則。

  • 視覚:床の横線・市松模様、L字テープ、レーザー杖
  • 聴覚:メトロノーム・号令でリズム歩行
  • 運動:大きな歩幅・大きな動作(LSVT BIG)
「進行方向を横切る規則的な手がかり」がすくみ足を打破する、と覚えましょう。

✍️ この解説の作成・点検

ST-Toolbox編集部(リハビリテーション領域の国家資格を持つ現役専門職が運営)が、理学療法士領域の有資格者の知見と標準的な教科書・ガイドラインに基づいて作成・点検しています。解説の下書きにはAIを活用し、人が確認・点検したうえで公開しています。

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