第50回 理学療法士国家試験 午後 第14問
理学療法治療学第50回午後
第50回 理学療法士国家試験 午後 第14問(理学療法治療学)の正答は 5 です。内反尖足があり、立脚中期に膝過伸展(反張膝)がみられる。
問題
70歳の男性。身長180cm、体重90kg。脳梗塞のため麻痺肢に内反尖足がみられる。10mであれば独歩可能であるが、軽度の分回し歩行となる。意識してゆっくりと歩けば分回しを軽減することは可能であるが、遊脚相の股関節屈曲は増加し立脚中期に膝過伸展がみられる。2動作前型で屋外歩行の自立を目標に理学療法を進めている。この患者に適切なのはどれか。
- 1. 装具は不要
- 2. 軟性足装具
- 3. プラスチック短下肢装具(ショートタイプ、継手なし)
- 4. プラスチック短下肢装具(つま先までの標準型、継手なし)
- 5. 金属支柱付短下肢装具 ✓
正答:5番
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この問題の正答率(PTカコモン利用者の実データ)
初回正答率 52.6%参考値
19人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、PTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
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解説
■ 正答:5番 — 金属支柱付短下肢装具
内反尖足があり、立脚中期に膝過伸展(反張膝)がみられる。反張膝は足関節の底屈で下腿が後ろへ倒れることで生じるため、足継手で底屈を制動して下腿を前に保つ必要がある。体重90kgと重く、屋外歩行の自立を目標とするため、強度があり継手の角度を調整できる金属支柱付短下肢装具が適する。
【各選択肢の解説】
1. 装具は不要
❌ 誤り。内反尖足と反張膝があり、屋外歩行では足部の安定と膝の保護が必要である。正しくは、足関節を制御する装具を用いる。
❌ 誤り。内反尖足と反張膝があり、屋外歩行では足部の安定と膝の保護が必要である。正しくは、足関節を制御する装具を用いる。
2. 軟性足装具
❌ 誤り。軟性の装具では内反尖足の矯正力も底屈の制動力も足りない。正しくは、足関節の角度を保てる硬性の短下肢装具を用いる。
❌ 誤り。軟性の装具では内反尖足の矯正力も底屈の制動力も足りない。正しくは、足関節の角度を保てる硬性の短下肢装具を用いる。
3. プラスチック短下肢装具(ショートタイプ、継手なし)
❌ 誤り。下腿部が短く、足関節を制御する力が弱い。正しくは、反張膝を抑えるだけの底屈制動と強度のある装具を選ぶ。
❌ 誤り。下腿部が短く、足関節を制御する力が弱い。正しくは、反張膝を抑えるだけの底屈制動と強度のある装具を選ぶ。
4. プラスチック短下肢装具(つま先までの標準型、継手なし)
❌ 誤り。底屈の制動は得られるが、90kgの体重での屋外歩行では破損やたわみが起きやすく、角度の調整もできない。正しくは、強度と角度調整を備えた金属支柱付短下肢装具を選ぶ。
❌ 誤り。底屈の制動は得られるが、90kgの体重での屋外歩行では破損やたわみが起きやすく、角度の調整もできない。正しくは、強度と角度調整を備えた金属支柱付短下肢装具を選ぶ。
5. 金属支柱付短下肢装具
✅ 正しい。足継手で底屈を止める角度を調整でき、下腿の後傾を抑えて反張膝を防げる。金属支柱で強度が高く、体重の重い患者の屋外歩行にも耐える。
✅ 正しい。足継手で底屈を止める角度を調整でき、下腿の後傾を抑えて反張膝を防げる。金属支柱で強度が高く、体重の重い患者の屋外歩行にも耐える。
【試験対策ポイント】
| 装具 | 特徴 |
|---|---|
| プラスチック短下肢装具 | 軽く靴を履きやすい。強度・調整性は金属より劣る |
| 金属支柱付短下肢装具 | 強度が高く、継手で背屈・底屈の角度を調整できる |
反張膝への対応=足継手で底屈を制動し、下腿を前へ保つ。
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