第50回 理学療法士国家試験 午後 第16問
理学療法治療学第50回午後
第50回 理学療法士国家試験 午後 第16問(理学療法治療学)の正答は 2 です。熱傷後の瘢痕は縮む方向に拘縮をつくるため、熱傷部位の皮膚を伸ばす肢位で保持する。
問題
44歳の患者。Ⅱ度の熱傷がある部位を図に示す。受傷後3日目に保持すべき肢位で正しいのはどれか。
- 1. 頸部中間位
- 2. 肩関節外転位 ✓
- 3. 右前腕回内位
- 4. 体幹軽度屈曲位
- 5. 股関節軽度屈曲位
正答:2番
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この問題の正答率(PTカコモン利用者の実データ)
初回正答率 71.4%参考値
14人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、PTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
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解説
■ 正答:2番 — 肩関節外転位
熱傷後の瘢痕は縮む方向に拘縮をつくるため、熱傷部位の皮膚を伸ばす肢位で保持する。図では右上肢全体から腋窩、頸部前面、胸部、体幹前面から右鼠径部・大腿前面に熱傷がある。腋窩の熱傷では肩が内転位に拘縮しやすいため、肩関節外転位で保持する。
【各選択肢の解説】
1. 頸部中間位
❌ 誤り。頸部前面の熱傷は屈曲拘縮をおこしやすい。正しくは、頸部前面の皮膚を伸ばす軽度伸展位で保持する。
❌ 誤り。頸部前面の熱傷は屈曲拘縮をおこしやすい。正しくは、頸部前面の皮膚を伸ばす軽度伸展位で保持する。
2. 肩関節外転位
✅ 正しい。腋窩の皮膚が縮むと肩は内転位に固まる。外転位に保つことで腋窩の皮膚を伸ばし、内転拘縮を予防できる。
✅ 正しい。腋窩の皮膚が縮むと肩は内転位に固まる。外転位に保つことで腋窩の皮膚を伸ばし、内転拘縮を予防できる。
3. 右前腕回内位
❌ 誤り。上肢の熱傷では前腕の回内拘縮が問題となりやすい。正しくは、回外位で保持する。
❌ 誤り。上肢の熱傷では前腕の回内拘縮が問題となりやすい。正しくは、回外位で保持する。
4. 体幹軽度屈曲位
❌ 誤り。体幹前面の熱傷では屈曲位に拘縮しやすい。正しくは、前面の皮膚を伸ばす伸展位で保持する。
❌ 誤り。体幹前面の熱傷では屈曲位に拘縮しやすい。正しくは、前面の皮膚を伸ばす伸展位で保持する。
5. 股関節軽度屈曲位
❌ 誤り。鼠径部・大腿前面の熱傷では股関節の屈曲拘縮がおこりやすい。正しくは、伸展位(軽度外転位)で保持する。
❌ 誤り。鼠径部・大腿前面の熱傷では股関節の屈曲拘縮がおこりやすい。正しくは、伸展位(軽度外転位)で保持する。
【試験対策ポイント】
| 熱傷部位 | 保持する肢位 |
|---|---|
| 頸部前面 | 軽度伸展位 |
| 腋窩 | 肩関節外転位 |
| 肘前面 | 伸展位 |
| 前腕 | 回外位 |
| 体幹前面 | 伸展位 |
| 鼠径部・股関節前面 | 伸展位・軽度外転位 |
原則は「縮む皮膚を伸ばす向き」。多くは屈曲・内転の逆の肢位になる。
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