PTカコモン — 理学療法士国家試験 過去問・解説

第50回 理学療法士国家試験 午後 第17問

リハビリテーション医学第50回午後
65歳の男性。右片麻痺。病棟では、ベッドから車椅子への移乗は介助者に腰を軽く引き上げてもらい、車椅子からベッドへの移乗は介助者に腰を持ち上げて回してもらう。移乗動作のFIMの点数はどれか。\n1. 5点\n2. 4点\n3. 3点\n4. 2点\n5. 1点
  1. 1. 5点
  2. 2. 4点
  3. 3. 3点
  4. 4. 2点 ✓
  5. 5. 1点

正答:4番

解説
■ 正答:4番 — 2点 右片麻痺患者の移乗動作について、ベッド→車椅子では最小限の介助(腰を軽く引き上げるのみ)、車椅子→ベッドではより多くの介助(腰を持ち上げて回す)が必要であり、より重度な介助が必要な場合の評価となるため2点です。 --- 【各選択肢の解説】 1. 5点 ❌ 誤り。完全自立または修正自立(福祉用具使用)の点数です。この患者は両方向で介助を要しており該当しません。 2. 4点 ❌ 誤り。最小限の介助(実際の動きの25%以上)または監視・準備が必要な段階です。この患者は両方向で介助が必要なため該当しません。 3. 3点 ❌ 誤り。中程度の介助(実際の動きの50%以上)が必要な段階です。一方向のみ中等度介助であれば該当しますが、本症例は両方向とも介助が必要です。 4. 2点 ✅ 正しい。最大限の介助(実際の動きの75%以上)が必要な段階です。両方向の移乗で介助者による身体接触と動作補助が必要であり、この評価に該当します。 5. 1点 ❌ 誤り。全介助が必要な段階です。本症例は部分的には自分で動作に参加しているため該当しません。 --- 【試験対策ポイント】 - FIM移乗項目:複数方向(ベッド↔車椅子)で異なる介助量が必要な場合は、より高い(介助が多い)方の評価を採用 - FIM点数:5・4点=自立系、3点=中程度介助、2点=最大限介助、1点=全介助 - 介助量の判断:「軽く引き上げ」<「持ち上げて回す」で後者が点数決定要因
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