PTカコモン — 理学療法士国家試験 過去問・解説

第50回 理学療法士国家試験 午後 第21問

理学療法評価学第50回午後
関節可動域測定法(日本整形外科学会、日本リハビリテーション医学会基準による)の運動方向と基本軸の組合せで正しいのはどれか。2つ選べ。\n1. 肩甲帯挙上 ─────── 肩峰と胸骨上縁を結ぶ線\n2. 肩外転 ──────── 両側の肩峰を結んだ線への垂直線\n3. 前腕回内 ──────── 橈骨\n4. 膝屈曲 ──────── 大腿骨\n5. 足部内がえし ─────── 下腿軸への垂直線
  1. 1. 肩甲帯挙上 ─────── 肩峰と胸骨上縁を結ぶ線
  2. 2. 肩外転 ──────── 両側の肩峰を結んだ線への垂直線
  3. 3. 前腕回内 ──────── 橈骨
  4. 4. 膝屈曲 ──────── 大腿骨 ✓
  5. 5. 足部内がえし ─────── 下腿軸への垂直線 ✓

正答:4・5番

解説
■ 正答:4番、5番 関節可動域測定(ROM測定)における基本軸の設定は、運動する骨の長軸や解剖学的ランドマークに基づいて定められています。膝屈曲は大腿骨を基本軸とし、足部内がえしは下腿軸への垂直線を基本軸とするのが正確な測定法です。 --- 【各選択肢の解説】 1. 肩甲帯挙上 ─────── 肩峰と胸骨上縁を結ぶ線 ❌ 誤り。肩甲帯挙上の基本軸は「脊柱」です。脊椎の正中線が基準となります。 2. 肩外転 ──────── 両側の肩峰を結んだ線への垂直線 ❌ 誤り。肩外転の基本軸は「上腕骨長軸」です。肩峰を通る垂直線ではなく、上腕の長軸が基準です。 3. 前腕回内 ──────── 橈骨 ❌ 誤り。前腕回内の基本軸は「上腕骨」です。橈骨ではなく、肘関節の固定点である上腕骨が基準です。 4. 膝屈曲 ──────── 大腿骨 ✅ 正しい。膝屈曲は大腿骨長軸を基本軸として設定します。脛骨の運動を大腿骨に対して測定します。 5. 足部内がえし ─────── 下腿軸への垂直線 ✅ 正しい。足部の回旋運動(内がえし・外がえし)は、下腿軸に対する垂直線を基本軸として測定します。 --- 【試験対策ポイント】 • 肩甲帯の運動は脊柱が基本軸(肩峰ではない) • 肩関節の運動は上腕骨が基本軸 • 足部回旋運動は下腿軸への垂直線が基本軸
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