第50回 理学療法士国家試験 午後 第25問
臨床医学第50回午後
第50回 理学療法士国家試験 午後 第25問(臨床医学)の正答は 5 です。延髄背外側部の梗塞(Wallenberg症候群)では、病巣側の下小脳脚・脊髄小脳路が障害されるため、病巣と同じ右側に小脳性の運動失調が出る。
問題
右延髄背外側部の脳梗塞による障害で認められるのはどれか。
- 1. 左内反足
- 2. 右下垂足
- 3. 右の痛覚脱失
- 4. 左の深部感覚障害
- 5. 右下肢の運動失調 ✓
正答:5番
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この問題の正答率(PTカコモン利用者の実データ)
初回正答率 28.6%参考値
21人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、PTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
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解説
■ 正答:5番 — 右下肢の運動失調
延髄背外側部の梗塞(Wallenberg症候群)では、病巣側の下小脳脚・脊髄小脳路が障害されるため、病巣と同じ右側に小脳性の運動失調が出る。錐体路と内側毛帯は延髄の内側を通るため保たれる。
【各選択肢の解説】
1. 左内反足
❌ 誤り。運動麻痺を起こす錐体路は延髄の腹内側(錐体)を通り、背外側の梗塞では障害されない。正しくは対側の片麻痺は延髄内側症候群でみられる。
❌ 誤り。運動麻痺を起こす錐体路は延髄の腹内側(錐体)を通り、背外側の梗塞では障害されない。正しくは対側の片麻痺は延髄内側症候群でみられる。
2. 右下垂足
❌ 誤り。下垂足は主に総腓骨神経麻痺など末梢神経障害でみられる。正しくは延髄背外側症候群では右の運動麻痺は生じない。
❌ 誤り。下垂足は主に総腓骨神経麻痺など末梢神経障害でみられる。正しくは延髄背外側症候群では右の運動麻痺は生じない。
3. 右の痛覚脱失
❌ 誤り。右(病巣側)で温痛覚が障害されるのは顔面だけである(三叉神経脊髄路核の障害)。正しくは体幹・四肢の温痛覚障害は外側脊髄視床路の障害により左(対側)に出る(解離性感覚障害)。
❌ 誤り。右(病巣側)で温痛覚が障害されるのは顔面だけである(三叉神経脊髄路核の障害)。正しくは体幹・四肢の温痛覚障害は外側脊髄視床路の障害により左(対側)に出る(解離性感覚障害)。
4. 左の深部感覚障害
❌ 誤り。深部感覚を伝える内側毛帯は延髄の内側を通る。正しくは対側の深部感覚障害は延髄内側症候群でみられ、背外側症候群では保たれる。
❌ 誤り。深部感覚を伝える内側毛帯は延髄の内側を通る。正しくは対側の深部感覚障害は延髄内側症候群でみられ、背外側症候群では保たれる。
5. 右下肢の運動失調
✅ 正しい。下小脳脚・脊髄小脳路は交叉せず同側の小脳につながるため、その障害で同側(右)上下肢の運動失調が生じる。
✅ 正しい。下小脳脚・脊髄小脳路は交叉せず同側の小脳につながるため、その障害で同側(右)上下肢の運動失調が生じる。
【試験対策ポイント】
| 症候群 | 病巣と同側 | 病巣と対側 |
|---|---|---|
| 延髄背外側(Wallenberg) | 小脳失調・顔面の温痛覚障害・Horner症候群・嚥下障害・嗄声 | 体幹・四肢の温痛覚障害 |
| 延髄内側 | 舌の麻痺(舌下神経) | 片麻痺・深部感覚障害 |
「外側=温痛覚と失調」「内側=運動と深部感覚」で分ける。
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