PTカコモン理学療法士国家試験 過去問・解説

第50回 理学療法士国家試験 午後 第28問

臨床医学第50回午後

第50回 理学療法士国家試験 午後 第28問(臨床医学)の正答は 4 です。アテトーゼ型脳性麻痺は大脳基底核の障害で不随意運動が主症状となり、下肢より上肢・頸部・顔面の障害が重い。

問題
アテトーゼ型脳性麻痺について誤っているのはどれか。
  1. 1. 痙直型より少ない。
  2. 2. 原始反射が残存しやすい。
  3. 3. 不随意運動を主症状とする。
  4. 4. 上肢より下肢の障害が重度であることが多い。 ✓
  5. 5. 成人以降の二次障害として頸椎症性脊髄症がある。

正答:4番

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この問題の正答率(PTカコモン利用者の実データ)

初回正答率 45%参考値

20人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です

同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、PTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。

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解説
■ 正答:4番 — 上肢より下肢の障害が重度であることが多い。

アテトーゼ型脳性麻痺は大脳基底核の障害で不随意運動が主症状となり、下肢より上肢・頸部・顔面の障害が重い。選択肢4は向きが逆の記述である。


【各選択肢の解説】

1. 痙直型より少ない。
✅ 正しい。脳性麻痺の病型では痙直型が最も多く、アテトーゼ型はそれより少ない。
2. 原始反射が残存しやすい。
✅ 正しい。基底核の障害で姿勢の調節が未熟なまま残り、非対称性緊張性頸反射などの原始反射が残りやすい。
3. 不随意運動を主症状とする。
✅ 正しい。病型の名前のとおり、筋緊張が変動し、意図した運動に伴って不随意運動が強まるのが中心の症状である。
4. 上肢より下肢の障害が重度であることが多い。
❌ 誤り。下肢優位に障害されるのは痙直型両麻痺である。正しくはアテトーゼ型は上肢・頸部・顔面の障害が下肢より重いことが多く、構音障害や摂食嚥下の障害も伴いやすい。
5. 成人以降の二次障害として頸椎症性脊髄症がある。
✅ 正しい。頸部の不随意運動が長年くり返されて頸椎の変形が早く進み、成人期に頸椎症性脊髄症を起こしやすい。

【試験対策ポイント】

病型主な障害部位特徴
痙直型錐体路最多。両麻痺は下肢優位
アテトーゼ型大脳基底核不随意運動・上肢と頸部優位・頸椎症性脊髄症
失調型小脳協調運動障害・低緊張
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