第50回 理学療法士国家試験 午後 第28問
臨床医学第50回午後
第50回 理学療法士国家試験 午後 第28問(臨床医学)の正答は 4 です。アテトーゼ型脳性麻痺は核黄疸などによる大脳基底核障害が原因で、不随意運動を主症状とします。
問題
アテトーゼ型脳性麻痺について誤っているのはどれか。
- 1. 痙直型より少ない。
- 2. 原始反射が残存しやすい。
- 3. 不随意運動を主症状とする。
- 4. 上肢より下肢の障害が重度であることが多い。 ✓
- 5. 成人以降の二次障害として頸椎症性脊髄症がある。
正答:4番
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解説
■ 正答:4番 — 上肢より下肢の障害が重度であることが多い。
アテトーゼ型脳性麻痺は核黄疸などによる大脳基底核障害が原因で、不随意運動を主症状とします。障害は四肢に及びますが、一般に下肢より上肢・頸部・顔面の障害が重度になりやすく、選択肢4の記述は逆であり誤りです。
【各選択肢の解説】
1. 痙直型より少ない。
✅ 正しい。脳性麻痺の病型では痙直型が最も多く、アテトーゼ型はそれより少数です。
✅ 正しい。脳性麻痺の病型では痙直型が最も多く、アテトーゼ型はそれより少数です。
2. 原始反射が残存しやすい。
✅ 正しい。緊張性頸反射などの原始反射が残存し、不随意運動の背景となります。
✅ 正しい。緊張性頸反射などの原始反射が残存し、不随意運動の背景となります。
3. 不随意運動を主症状とする。
✅ 正しい。アテトーゼ(緩徐な不随意運動)が主症状で、定義上正しい記述です。
✅ 正しい。アテトーゼ(緩徐な不随意運動)が主症状で、定義上正しい記述です。
4. 上肢より下肢の障害が重度であることが多い。
❌ 誤り。実際は下肢より上肢・頸部・顔面(構音・嚥下含む)の障害が重度になりやすく、記述が逆です。
❌ 誤り。実際は下肢より上肢・頸部・顔面(構音・嚥下含む)の障害が重度になりやすく、記述が逆です。
5. 成人以降の二次障害として頸椎症性脊髄症がある。
✅ 正しい。不随意運動による頸部への反復負荷で、成人期に頸椎症性脊髄症をきたしやすいことが知られています。
✅ 正しい。不随意運動による頸部への反復負荷で、成人期に頸椎症性脊髄症をきたしやすいことが知られています。
【試験対策ポイント】
脳性麻痺の病型は痙直型(最多・錐体路障害)/アテトーゼ型(基底核・核黄疸・不随意運動)/失調型(小脳)/混合型で整理します。アテトーゼ型は四肢麻痺型が多く上肢優位、頸椎症性脊髄症が代表的二次障害という点が頻出です。
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