第50回 理学療法士国家試験 午後 第28問
臨床医学第50回午後
アテトーゼ型脳性麻痺について誤っているのはどれか。\n1. 痙直型より少ない。\n2. 原始反射が残存しやすい。\n3. 不随意運動を主症状とする。\n4. 上肢より下肢の障害が重度であることが多い。\n5. 成人以降の二次障害として頸椎症性脊髄症がある。
- 1. 痙直型より少ない。
- 2. 原始反射が残存しやすい。
- 3. 不随意運動を主症状とする。
- 4. 上肢より下肢の障害が重度であることが多い。 ✓
- 5. 成人以降の二次障害として頸椎症性脊髄症がある。
正答:4番
解説
■ 正答:4番 — 上肢より下肢の障害が重度であることが多い。
アテトーゼ型脳性麻痺は上肢の方が下肢より障害が重度になりやすく、特に手指の精密運動に影響を受けます。選択肢4は逆の記述であるため誤りです。
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【各選択肢の解説】
1. 痙直型より少ない。
✅ 正しい。脳性麻痺の約70~80%が痙直型で、アテトーゼ型は約10~15%と少数派です。
2. 原始反射が残存しやすい。
✅ 正しい。アテトーゼ型は中脳・脳幹障害で、原始反射が統合されず残存する傾向があります。
3. 不随意運動を主症状とする。
✅ 正しい。不規則で捻転性の不随意運動(アテトーゼ)が主要な症状です。
4. 上肢より下肢の障害が重度であることが多い。
❌ 誤り。アテトーゼ型では上肢(特に手指)の障害が下肢より重度になりやすいのが特徴です。
5. 成人以降の二次障害として頸椎症性脊髄症がある。
✅ 正しい。慢性的な不随意運動により頸椎に負荷がかかり、加齢とともに頸椎症性脊髄症を発症する可能性があります。
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【試験対策ポイント】
• アテトーゼ型の発生割合は全脳性麻痺の10~15%程度
• 上肢>下肢の障害パターン(痙直型は下肢>上肢)
• 中脳・脳幹障害が原因で不随意運動と原始反射残存が特徴