PTカコモン理学療法士国家試験 過去問・解説

第50回 理学療法士国家試験 午後 第32問

理学療法評価学第50回午後

第50回 理学療法士国家試験 午後 第32問(理学療法評価学)の正答は 1・3 です。前十字靱帯(ACL)は脛骨の前方移動を制動します。

問題
膝前十字靱帯断裂の評価で適切な検査法はどれか。2つ選べ。
  1. 1. 前方引き出しテスト
  2. 2. Barlowテスト
  3. 3. N-テスト
  4. 4. Ortolaniテスト
  5. 5. Patrickテスト

正答:1・3番

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解説
■ 正答:1番、3番 — 前方引き出しテスト/N-テスト

前十字靱帯(ACL)は脛骨の前方移動を制動します。前方引き出しテスト(脛骨を前方に引く)とN-テスト(膝の回旋でpivot shiftを誘発)はいずれもACL断裂による前方・回旋不安定性を評価する検査で、選択肢1・3が適切です。


【各選択肢の解説】

1. 前方引き出しテスト
✅ 正しい。脛骨の前方移動量を評価し、ACL断裂で前方動揺が増大します。Lachmanテストと並ぶ基本検査です。
2. Barlowテスト
❌ 誤り。先天性股関節脱臼(発育性股関節形成不全)のスクリーニング検査で、ACLとは無関係です。
3. N-テスト
✅ 正しい。膝の屈伸と回旋でpivot shift現象を誘発し、ACL断裂の回旋不安定性を評価します。
4. Ortolaniテスト
❌ 誤り。これも先天性股関節脱臼の整復を確認する検査で、ACLとは無関係です。
5. Patrickテスト
❌ 誤り。股関節(Patrick=FABERテスト)や仙腸関節の病変を調べる検査です。

【試験対策ポイント】

ACL断裂の検査は前方引き出しテスト・Lachmanテスト・pivot shift(N-テスト)の3つが定番です。BarlowテストとOrtolaniテストは乳児股関節、Patrickテストは股関節・仙腸関節と、検査名の対象部位を取り違えないことがポイントです。

✍️ この解説の作成・点検

ST-Toolbox編集部(リハビリテーション領域の国家資格を持つ現役専門職が運営)が、理学療法士領域の有資格者の知見と標準的な教科書・ガイドラインに基づいて作成・点検しています。解説の下書きにはAIを活用し、人が確認・点検したうえで公開しています。

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