第50回 理学療法士国家試験 午後 第33問
臨床医学第50回午後
第50回 理学療法士国家試験 午後 第33問(臨床医学)の正答は 2 です。アキレス腱周囲炎はランニングなどの使いすぎで、アキレス腱を包む組織に炎症が起こる障害である。
問題
アキレス腱周囲炎について正しいのはどれか。
- 1. 10〜20代に多い。
- 2. 踵補高の足底板を用いる。 ✓
- 3. Thompsonテスト陽性である。
- 4. 疼痛は下腿の近位に発生することが多い。
- 5. 過労性骨膜炎が原因となっていることが多い。
正答:2番
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この問題の正答率(PTカコモン利用者の実データ)
初回正答率 33.3%参考値
18人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、PTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
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解説
■ 正答:2番 — 踵補高の足底板を用いる。
アキレス腱周囲炎はランニングなどの使いすぎで、アキレス腱を包む組織に炎症が起こる障害である。踵を補高すると足関節がやや底屈位になり、アキレス腱が伸ばされる負担が減るため、保存療法として足底板を用いる。
【各選択肢の解説】
1. 10〜20代に多い。
❌ 誤り。若い競技者に限らない。正しくはランニングを続ける中年以降のスポーツ愛好家にも多くみられる。
❌ 誤り。若い競技者に限らない。正しくはランニングを続ける中年以降のスポーツ愛好家にも多くみられる。
2. 踵補高の足底板を用いる。
✅ 正しい。踵を上げると立脚期にアキレス腱へかかる伸張が小さくなり、腱周囲への機械的ストレスと痛みが減る。
✅ 正しい。踵を上げると立脚期にアキレス腱へかかる伸張が小さくなり、腱周囲への機械的ストレスと痛みが減る。
3. Thompsonテスト陽性である。
❌ 誤り。Thompsonテスト陽性(下腿三頭筋をつかんでも足関節が底屈しない)は腱の連続性が絶たれた状態を示す。正しくはこれはアキレス腱断裂の所見で、周囲炎では陰性である。
❌ 誤り。Thompsonテスト陽性(下腿三頭筋をつかんでも足関節が底屈しない)は腱の連続性が絶たれた状態を示す。正しくはこれはアキレス腱断裂の所見で、周囲炎では陰性である。
4. 疼痛は下腿の近位に発生することが多い。
❌ 誤り。下腿の近位は腓腹筋の筋腹がある部分である。正しくは痛みはアキレス腱部(踵骨付着部よりやや近位)=下腿の遠位に生じる。
❌ 誤り。下腿の近位は腓腹筋の筋腹がある部分である。正しくは痛みはアキレス腱部(踵骨付着部よりやや近位)=下腿の遠位に生じる。
5. 過労性骨膜炎が原因となっていることが多い。
❌ 誤り。過労性骨膜炎は脛骨内側に痛みが出るシンスプリントの病態である。正しくはアキレス腱周囲炎の原因は腱周囲組織への繰り返しの負荷である。
❌ 誤り。過労性骨膜炎は脛骨内側に痛みが出るシンスプリントの病態である。正しくはアキレス腱周囲炎の原因は腱周囲組織への繰り返しの負荷である。
【試験対策ポイント】
| 障害 | 部位 | 要点 |
|---|---|---|
| アキレス腱周囲炎 | アキレス腱部(下腿遠位) | 使いすぎ・踵補高で負担軽減 |
| アキレス腱断裂 | アキレス腱 | Thompsonテスト陽性 |
| シンスプリント | 脛骨内側 | 過労性骨膜炎 |
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