第50回 理学療法士国家試験 午後 第34問
理学療法評価学第50回午後
第50回 理学療法士国家試験 午後 第34問(理学療法評価学)の正答は 1・2 です。肘部管症候群は肘の内側で尺骨神経が圧迫される障害である。
問題
肘部管症候群を疑う所見はどれか。2つ選べ。
- 1. 小指のしびれ ✓
- 2. Froment徴候 ✓
- 3. Tear drop徴候
- 4. 母指球筋の萎縮
- 5. 正中神経伝導速度の低下
正答:1・2番
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この問題の正答率(PTカコモン利用者の実データ)
初回正答率 30%参考値
20人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、PTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
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解説
■ 正答:1・2番 — 小指のしびれ・Froment徴候
肘部管症候群は肘の内側で尺骨神経が圧迫される障害である。尺骨神経の感覚領域(小指・環指尺側)のしびれと、尺骨神経支配の母指内転筋の筋力低下によるFroment徴候が出る。3〜5は正中神経の所見である。
【各選択肢の解説】
1. 小指のしびれ
✅ 正しい。小指と環指尺側は尺骨神経の感覚領域であり、肘部管での圧迫でこの範囲にしびれが出る。
✅ 正しい。小指と環指尺側は尺骨神経の感覚領域であり、肘部管での圧迫でこの範囲にしびれが出る。
2. Froment徴候
✅ 正しい。母指と示指で紙をつまませると、尺骨神経支配の母指内転筋が弱いため、正中神経支配の長母指屈筋で代償して母指IP関節が屈曲する。
✅ 正しい。母指と示指で紙をつまませると、尺骨神経支配の母指内転筋が弱いため、正中神経支配の長母指屈筋で代償して母指IP関節が屈曲する。
3. Tear drop徴候
❌ 誤り。正しくは前骨間神経(正中神経の枝)麻痺で長母指屈筋と示指の深指屈筋が働かず、母指と示指で丸をつくれず涙のしずく形になる所見である。
❌ 誤り。正しくは前骨間神経(正中神経の枝)麻痺で長母指屈筋と示指の深指屈筋が働かず、母指と示指で丸をつくれず涙のしずく形になる所見である。
4. 母指球筋の萎縮
❌ 誤り。短母指外転筋・母指対立筋など母指球の主な筋は正中神経支配である。正しくは母指球筋の萎縮(猿手)は手根管症候群など正中神経の障害でみられる。
❌ 誤り。短母指外転筋・母指対立筋など母指球の主な筋は正中神経支配である。正しくは母指球筋の萎縮(猿手)は手根管症候群など正中神経の障害でみられる。
5. 正中神経伝導速度の低下
❌ 誤り。肘部管で障害されるのは尺骨神経である。正しくは尺骨神経の伝導速度が肘部をまたぐ区間で低下する。
❌ 誤り。肘部管で障害されるのは尺骨神経である。正しくは尺骨神経の伝導速度が肘部をまたぐ区間で低下する。
【試験対策ポイント】
| 神経 | しびれの範囲 | 主な所見 |
|---|---|---|
| 尺骨神経(肘部管症候群) | 小指・環指尺側 | Froment徴候・鷲手・骨間筋の萎縮 |
| 正中神経(手根管症候群) | 母指〜環指橈側 | 母指球筋の萎縮(猿手) |
| 前骨間神経 | 感覚障害なし | Tear drop徴候 |
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