PTカコモン理学療法士国家試験 過去問・解説

第50回 理学療法士国家試験 午後 第35問

理学療法治療学第50回午後

第50回 理学療法士国家試験 午後 第35問(理学療法治療学)の正答は 4 です。寒冷で組織温が下がると細胞の代謝が落ち、酸素の需要量が減る。

問題
寒冷療法の作用で正しいのはどれか。
  1. 1. 痛覚閾値の低下
  2. 2. 血液粘稠度の低下
  3. 3. 毛細血管透過性の亢進
  4. 4. 組織の酸素需要量の減少 ✓
  5. 5. α運動ニューロンの活動抑制

正答:4番

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この問題の正答率(PTカコモン利用者の実データ)

初回正答率 36.4%参考値

11人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です

同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、PTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。

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解説
■ 正答:4番 — 組織の酸素需要量の減少

寒冷で組織温が下がると細胞の代謝が落ち、酸素の需要量が減る。急性外傷で冷却するのは、この作用で損傷周囲の細胞が低酸素で二次的に傷むのを抑えるためである。ほかの選択肢は向きが逆か、作用の取り違えである。


【各選択肢の解説】

1. 痛覚閾値の低下
❌ 誤り。冷却で神経伝導速度が落ち、痛みを感じにくくなる。正しくは痛覚閾値は上昇する。
2. 血液粘稠度の低下
❌ 誤り。液体は冷えると粘り気が増す。正しくは血液粘稠度は上昇する。
3. 毛細血管透過性の亢進
❌ 誤り。冷却で血管が収縮し、血管外への漏出が減る。正しくは毛細血管透過性は低下し、浮腫を抑える。
4. 組織の酸素需要量の減少
✅ 正しい。組織温が下がると代謝の化学反応が遅くなり、酸素の消費が減る。これが急性期の二次的損傷を防ぐ寒冷療法の中心の作用である。
5. α運動ニューロンの活動抑制
❌ 誤り。短時間の寒冷刺激はむしろα運動ニューロンを促通する(アイシングによる促通)。正しくは持続冷却で筋緊張が下がるのは、主に筋紡錘の感受性低下と神経伝導速度の低下による。

【試験対策ポイント】

項目寒冷温熱
代謝・酸素需要減少増加
血管収縮・透過性低下拡張・血流増加
痛覚閾値上昇上昇
血液粘稠度上昇低下
主な対象急性外傷・炎症慢性痛・拘縮
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ST-Toolbox編集部(リハビリテーション領域の国家資格を持つ現役専門職が運営)が、理学療法士領域の有資格者の知見と標準的な教科書・ガイドラインに基づいて作成・点検しています。解説の下書きにはAIを活用し、人が確認・点検したうえで公開しています。

それでも誤りが残ることがあります。「おかしいな」と思ったらお問い合わせから気軽に教えてください。確認のうえ修正し、皆さんと一緒に解説を育てていきます。

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